『ワイドスクランブル』で、とあるスポーツ新聞(名前は忘れました)が「令和はこうなる予想」という特集記事を組んでいる、ということを伝えていました。 その中に「宇宙空間太陽光発電が実用化・原発より低コスト」という記事がありました。 実際にプロジェクトが進行しているそうです。 その実現の可能性の如何はともかくとして、注目すべきはスポーツ新聞で「原発推進は陳腐化する」という論調の記事が書かれたことです。 改元で時代が変わることで、これまでの「因習」や「固執」が後世に伝えるものではない非常識なものだ、とさほどの躊躇なく主張しやすい状況にあるのかもしれません。 NHKスペシャルが『日本人と天皇』で男系男子固執派の異様さに踏み込めたのも、改元が前提にあったからなのだろうと思います(私はまだ同番組を見ていませんが)。 この機会に、積もり積もった宿題について言及しておく、という感覚でしょうか。 今更こんなことを報じても仕方がないか、というニヒリズムとか、受け手の感想を鑑みて無難な内容にとどめる、という保守「的」な姿勢にからめとられていたメディアを、改元は解放したのかもしれませんね。 パワハラ、男尊女卑、体罰といった因習が、令和の時代に「いつまでそんなことやってるんだ」と捉えられるようになれば、それはひとつのメリットだろうと感じます。 もちろん、改元を祝う「気分」に流されるだけ、というのは危険だとは思いますが。
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小林よしのりチャンネル
(ID:2345820)
『ワイドスクランブル』で、とあるスポーツ新聞(名前は忘れました)が「令和はこうなる予想」という特集記事を組んでいる、ということを伝えていました。
その中に「宇宙空間太陽光発電が実用化・原発より低コスト」という記事がありました。
実際にプロジェクトが進行しているそうです。
その実現の可能性の如何はともかくとして、注目すべきはスポーツ新聞で「原発推進は陳腐化する」という論調の記事が書かれたことです。
改元で時代が変わることで、これまでの「因習」や「固執」が後世に伝えるものではない非常識なものだ、とさほどの躊躇なく主張しやすい状況にあるのかもしれません。
NHKスペシャルが『日本人と天皇』で男系男子固執派の異様さに踏み込めたのも、改元が前提にあったからなのだろうと思います(私はまだ同番組を見ていませんが)。
この機会に、積もり積もった宿題について言及しておく、という感覚でしょうか。
今更こんなことを報じても仕方がないか、というニヒリズムとか、受け手の感想を鑑みて無難な内容にとどめる、という保守「的」な姿勢にからめとられていたメディアを、改元は解放したのかもしれませんね。
パワハラ、男尊女卑、体罰といった因習が、令和の時代に「いつまでそんなことやってるんだ」と捉えられるようになれば、それはひとつのメリットだろうと感じます。
もちろん、改元を祝う「気分」に流されるだけ、というのは危険だとは思いますが。