希蝶 のコメント

つづきです。
『ゴーマニズム宣言Second』第2巻について
 ますます伊藤博文の小人物性を感じさせられました。前にも記したように、高木彬光先生の『大予言者の秘密』という歴史小説をよみ、高島嘉右衛門の見込んだ大政治家という印象が強く、かつての千円札の人でもあったので、そのギャップにとまどってもいるのですが、政治家の実像って、こんなものなのでしょうか。ここにも海外出羽の守を見たような気がします。アイヌ問題・憲法問題についても、日本のある意味恵まれた歴史の幸運とともに、それ故に後進的である側面が生じ、現状の不幸を生み出している起因ともなっている皮肉さを見せつけられ、「禍福はあざなへる縄の如し」という諺が指し示す如く、物事の表裏一体さが招く弊害を考えさせられました。

『辻説法』第2巻について
 みなぽんさんの出番がほとんどなくなったのが少し残念でしたが(前巻のルーズソックス姿はおかしかったです)、それ以上にりか坊さんとまる禿げよしりん、一部LGBTよしりんとの掛け合いが面白く、『ゴー宣』とは違った意味で肩凝りせずによめました。はやくかわうそよしりんの章も単行本化されて欲しいです。ちなみに、今回の朝ドラは第1回目を見逃しましたが、しっかり見ています。

『新おぼっちゃまくん』第1巻
 節句孕女の回、単行本でよんでもおかしいです。柿野くんのあの恰好も、貧ぼっちゃまの背中が暑いというくだりにしても。孕女自体のキャラも非常に際立っているので、再登場をのぞみます。こども食堂の回も、人間の裏表を見たようで、興味深いです。描き下ろしの裏門が豪華というのも笑えます。なお、私は蝗は食えません。

 最後に、しゃべクリについて、老婆心ながら解説しますが、エリック・クラプトンという有名なギタリスト兼歌手がイギリスにいて、デレク・アンド・ザ・ドミノスというバンドに在籍していた時代の唯一のヒットソングに「いとしのレイラ」(Layla)という曲があるのです。さびのところで、「レイラ~」と2度ほど絶唱する歌で、CMソングでも用いられていた曲だから、日本でもたくさんの人がどこかで聞いたことがあるのではないのでしょうか。

 週刊新潮も購入しましたが、長くなってしまったので、また改めて。女性自身は買っていないです。

 それでは次号を期待します。

No.80 67ヶ月前

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