hiro のコメント

闘論席も拝見しました。
このところの「ゴー宣道場がなかったら安倍晋三は生前退位を潰していた」というような論調ですが、私の記憶では「退位はさせてやるけど1代限り」ということにするつもりだから何とかしないとなどと言われていたと思います。
もちろん私がこの問題を認識した時点ではですが。
有識者会議も「ギリギリ退位だけはというメンバー」という評価が道場でされており、「退位させない」という考えを安倍晋三が持っていた、ということは当時は道場では言われていなかったものと思います。
「憲法違反だ」とまでいって潰そうという勢力があったことは確かです。
「自分が認めたお言葉を否定するのか、できるわけないじゃないかそんなこと」といったような挑戦的な言葉を言われていたような気もしますが、本当に潰されるという危機感の下でおっしゃれてていたとは感じませんでした。私の危機感が希薄だったのでしょうか。
もちろん「三要件」や「女性宮家」「速やかに」といった付帯決議など、当時の状況からは驚くべき「逆転」であったことは否定しません。
正確に分析することが今後の対策に役立つのではと考えている次第です。
首相はさすがに、内閣が認めたお言葉を覆そうとは考えていなかったと思います。
当然世間の反応によってはその危険性がなかったとは言えませんが。
しかし世論の後押しもありました。それを主張していたのがゴー宣だけといっても過言ではないとは思います。
ではお言葉の発表については首相はどのように判断したのか。
何も知らなかったことはさすがにないにしても何も考えていなかったのか、あるいは本当は反対だったのだけれども仕方なかった、発表後もそうだ、というのか。
どちらかというと、根源的にはそれほど信念を持って「退位は望ましくない」と考えていたわけではなく、支持層の影響で何となく考えていただけで、周りの状況で変わり得るものだと思います。
ウダウダ書きましたが、首相が生前退位を自分の手柄にしても私は怒りませんでした。考えてみるとおかしな話だとは思いますが。
問題はどうなるかです。女性宮家を設立してくれれば、評価したいと思います。
他の様々な問題と同様、保守層を裏切って自分のレガシーにしようとすることは充分にあり得ます。良い意味でも信念がないので。
そして当然それをなし得させるのはゴー宣道場しかありません。
結局は今後の道場、皇統問題の議論に大いに期待しています。

No.77 67ヶ月前

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