今号も配信、有難うございます。 遅ればせながら、この前の道場、拝見しました。 藤井氏の捧腹絶倒の話術とその内容に感服いたしました。「信用創造」について、あやまった理解をしていたことにも気づかされました。 (しばしば話に出していますが)藤井氏に『虹神殿』をよませられたら、と思います。今の日本は後進国ならぬ黄昏の国そのものですから。 昔、『がんばれロボコン』で、ロボコンが改造してガソリン10リットルならぬ5リットルで活動するようになり、結局故障して、ペコペコ病に罹り、すぐに常に10リットルのガソリンを要求するようになる、という話があるのですが、そのことを思い出しました。勿論、享保の改革や寛政の改革の誤謬も。『高瀬舟』なども。 ストロー現象がどうのこうのという書き込みがありましたが、要は都会が潤えば、地方にも波及する、ということなので、交通網を整備し、生活を快適にすれば、金の流れも含めて、その効果は地方にも及ぶのは必然の理でしょう。ストロー現象がどうこう言われるのは、デフレーションで、それこそ蟻が危険なところから逃げ出す心理と同じだろう、と思います。 さらに言えば、小泉純一郎は『米百俵』を曲解しているようにも感じられます。『米百俵』も食えばなくなってしまう米よりも、売って、教育のインフラを整備することの方が大事だ、と言っているのであり、「じっと我慢の子であった」をうたっているのではないと思います。 今回の話題と関係ないかも知れませんが、JR夕張線が廃線になり、バス転換されたそうですが、こういうのがデフレ化をますます推進し、時代を変える人々の活力を奪い、萎縮させているように感じられます。また、三陸鉄道リアス線が一本化されましたが、盛駅から南はJRのバスに乗り換えをしなければならないわけで、こういうところに投資をできないものかと思います。大都会でもそういうところは多々あるようにも感じられます。バスも走らせて、鉄道も、というふうにはならぬものでしょうか。 ある市では、JRと私鉄をこの秋に繋ぐそうで、都心への往来も楽になると言っていますが、どの程度になるのか、また数年後には新幹線にも乗り換え可能にするみたいなことも申しておりますが、果たしてどうなることやら、と思います。オリンピックへの投資よりはましで、有意義だと思いますが、もっと鉄道や道路を通さないといけないところもあるのでは、と。その一方で、高速道路のトンネル工事で滝が枯れた、なんてニュースもあったりしましたし、環境問題も忘れてはいけないのだろうとも思います。 濱口梧陵の話や、財政法第4条の話は初めて知りました。勉強不足だ、と反省します。確かに期限を決めて、国会の決議を経よ、と記されてあります。 東武鉄道の根津嘉一郎は世界恐慌・金融恐慌の中、浅草に鉄道を通したそうですが、大企業や政府の中に、そのような景気刺激を行って貰いたいものです。残業が悪、という風潮ももう少し改められて欲しいです。過労死に到るまでのものは問題ですが、仕事が片付かない場合だってあるし、そのすべてを要領が悪い、で済ませるのはどうかとも思います(そういうのもあるのかもしれないけれども)。 最後に少しつけ加えると、理不尽なのは、数年たつとPCやヴィデオなどの電化製品の部品が製造されなくなり、修理不可能になってしまうこと。経済の活性化は新品だけではなく、古い製品も有効に活用できるようなものでもあって欲しい、という感じです。 ライジング感想はまた改めて。ちなみに、『大東亜論』第4巻も勿論購入します。
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今号も配信、有難うございます。
遅ればせながら、この前の道場、拝見しました。
藤井氏の捧腹絶倒の話術とその内容に感服いたしました。「信用創造」について、あやまった理解をしていたことにも気づかされました。
(しばしば話に出していますが)藤井氏に『虹神殿』をよませられたら、と思います。今の日本は後進国ならぬ黄昏の国そのものですから。
昔、『がんばれロボコン』で、ロボコンが改造してガソリン10リットルならぬ5リットルで活動するようになり、結局故障して、ペコペコ病に罹り、すぐに常に10リットルのガソリンを要求するようになる、という話があるのですが、そのことを思い出しました。勿論、享保の改革や寛政の改革の誤謬も。『高瀬舟』なども。
ストロー現象がどうのこうのという書き込みがありましたが、要は都会が潤えば、地方にも波及する、ということなので、交通網を整備し、生活を快適にすれば、金の流れも含めて、その効果は地方にも及ぶのは必然の理でしょう。ストロー現象がどうこう言われるのは、デフレーションで、それこそ蟻が危険なところから逃げ出す心理と同じだろう、と思います。
さらに言えば、小泉純一郎は『米百俵』を曲解しているようにも感じられます。『米百俵』も食えばなくなってしまう米よりも、売って、教育のインフラを整備することの方が大事だ、と言っているのであり、「じっと我慢の子であった」をうたっているのではないと思います。
今回の話題と関係ないかも知れませんが、JR夕張線が廃線になり、バス転換されたそうですが、こういうのがデフレ化をますます推進し、時代を変える人々の活力を奪い、萎縮させているように感じられます。また、三陸鉄道リアス線が一本化されましたが、盛駅から南はJRのバスに乗り換えをしなければならないわけで、こういうところに投資をできないものかと思います。大都会でもそういうところは多々あるようにも感じられます。バスも走らせて、鉄道も、というふうにはならぬものでしょうか。
ある市では、JRと私鉄をこの秋に繋ぐそうで、都心への往来も楽になると言っていますが、どの程度になるのか、また数年後には新幹線にも乗り換え可能にするみたいなことも申しておりますが、果たしてどうなることやら、と思います。オリンピックへの投資よりはましで、有意義だと思いますが、もっと鉄道や道路を通さないといけないところもあるのでは、と。その一方で、高速道路のトンネル工事で滝が枯れた、なんてニュースもあったりしましたし、環境問題も忘れてはいけないのだろうとも思います。
濱口梧陵の話や、財政法第4条の話は初めて知りました。勉強不足だ、と反省します。確かに期限を決めて、国会の決議を経よ、と記されてあります。
東武鉄道の根津嘉一郎は世界恐慌・金融恐慌の中、浅草に鉄道を通したそうですが、大企業や政府の中に、そのような景気刺激を行って貰いたいものです。残業が悪、という風潮ももう少し改められて欲しいです。過労死に到るまでのものは問題ですが、仕事が片付かない場合だってあるし、そのすべてを要領が悪い、で済ませるのはどうかとも思います(そういうのもあるのかもしれないけれども)。
最後に少しつけ加えると、理不尽なのは、数年たつとPCやヴィデオなどの電化製品の部品が製造されなくなり、修理不可能になってしまうこと。経済の活性化は新品だけではなく、古い製品も有効に活用できるようなものでもあって欲しい、という感じです。
ライジング感想はまた改めて。ちなみに、『大東亜論』第4巻も勿論購入します。