ライジングの配信、ありがとうございます。

「『個』もない『私』もない人間は『公』への回路を持たない。」

今号でもまた名言をいただきました。
天皇陛下のご姿勢を思えば、この言葉はとてもよくわかります。
「個」としての強いご意思があるからこそ、過重なご公務をこなしてこられたのだし、天皇のあり方をご自身で模索し続けられたからこそ、大震災に際しての玉音や、生前退位のご意向など、誰もが想像もしないようなご決断ができたのだと思います。

ご回答を読むと、佳子様にも強い「個」が根付いているのが伝わってきます。
眞子様を擁護するばかりでなく、メディアに対して苦言を呈することまでされるのは、余程のご覚悟がいったことでしょう。
「当人の気持ち」「一個人として」という言葉からは、自由が制限された境遇ながらも、一般人と同様に、意思を持った一人の人間として生きていくご姿勢が感じられます。
皇族方の人としての尊厳に光を当てたこれらの言葉が、若い女性皇族から発せられたのは、画期的なことだと思います。
その上、差しあたってはご公務に専念していただけるというのだから、心強いことこの上ありません。