大坂地裁で開かれる学校法人「森友学園」(大阪市)を巡る事件。 その初公判が間近に迫っているのだから、もっとテレビや新聞で大きく取り扱ってほしいものだ。 籠池氏夫妻にあからさまな報復を加えて、ようやく初公判が開廷するのだから、何もかも滅茶苦茶だ。 確か勾留は、判決が出るまで無罪扱いが基本だったはずだが。 初公判で注目したいのは、当局による十分な審査を経て支給されるものであり、不正な補助金交付を行ったとすると、国の側にも問題がなかったとは言えないこと。 安部昭恵夫人の力が大きく、また口利き役が行われていた事。 もし昭恵夫人の関与を追及せず籠池氏だけを裁くとなるなら、権力者による一方的な裁きであり、どこか東京裁判の様に感じてしまう。 安部に近い人物は、法を捻じ曲げてでも許す独裁手法である。伊藤さんの件でも山口氏は逮捕から逃れ、中村格も逮捕状を握りつぶして許されている。それどころかご丁寧に出世までしている。 伊藤さんの件は、日本の女性全員が震撼すべき国内における大事件であり、安倍に近い人物が性犯罪を犯しても、法を捻じ曲げて性犯罪者を庇い、勇気を出して告白した女性はネットでもニュースでも誹謗中傷の嵐に合う。 これを他人事だと思っていたら絶対に危険だと思う。 全米各地の女性がトランプ批判した様な動きがあるといいんだが、日本の運動は奇妙な特異性があるので、運動には参加はしない方がいい。 助言が難しいが、下手に美貌を晒すものではない。特に若い人は警戒心を常に持ち、国内であっても毅然とノーを言える様に心掛けてほしい。 勾留の意味の確認をしておくが、日本の代表的百科事典の世界大百科事典では 「勾留は,刑が確定する前の被疑者・被告人の逃亡・証拠隠滅を防止するために行ういわゆる未決拘禁であって,刑罰としての意味はない」 東京や大阪地検は証拠隠滅の恐れしか言わない。 刑罰の意味はないという観点から言うと、勾留の意味から逸脱している。 憲法第38条では「強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない」とある。 この憲法は、今の日本で行われている人質司法とは両立はできない。 今の日本政府はグレーゾーンを好み、白にするか〔釈放〕、黒にするか〔長期勾留〕は先に言わないズルいやり方を好む。 籠池氏の拷問の時も水責めをしていたとなると、その色の見え方が明確に解るが、窓無しエアコン無しの長期勾留だと、その行われていた実態が黒か白か判断しづらいようだ。 日本政府も東京地検の人間も、もし外国で捕まってしまって勾留されても、接見許されず釈放許されずでも納得が出来るのだろう? 近い将来、ゴーン氏の所縁のある者が、長期勾留に対して日本政府と東京地検を相手に裁判を起こされても何の不思議もない。行った者の責任であり国民は一切知らない。血税は一切使うなと言っておきたい。
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(ID:45581764)
大坂地裁で開かれる学校法人「森友学園」(大阪市)を巡る事件。
その初公判が間近に迫っているのだから、もっとテレビや新聞で大きく取り扱ってほしいものだ。
籠池氏夫妻にあからさまな報復を加えて、ようやく初公判が開廷するのだから、何もかも滅茶苦茶だ。
確か勾留は、判決が出るまで無罪扱いが基本だったはずだが。
初公判で注目したいのは、当局による十分な審査を経て支給されるものであり、不正な補助金交付を行ったとすると、国の側にも問題がなかったとは言えないこと。
安部昭恵夫人の力が大きく、また口利き役が行われていた事。
もし昭恵夫人の関与を追及せず籠池氏だけを裁くとなるなら、権力者による一方的な裁きであり、どこか東京裁判の様に感じてしまう。
安部に近い人物は、法を捻じ曲げてでも許す独裁手法である。伊藤さんの件でも山口氏は逮捕から逃れ、中村格も逮捕状を握りつぶして許されている。それどころかご丁寧に出世までしている。
伊藤さんの件は、日本の女性全員が震撼すべき国内における大事件であり、安倍に近い人物が性犯罪を犯しても、法を捻じ曲げて性犯罪者を庇い、勇気を出して告白した女性はネットでもニュースでも誹謗中傷の嵐に合う。
これを他人事だと思っていたら絶対に危険だと思う。
全米各地の女性がトランプ批判した様な動きがあるといいんだが、日本の運動は奇妙な特異性があるので、運動には参加はしない方がいい。
助言が難しいが、下手に美貌を晒すものではない。特に若い人は警戒心を常に持ち、国内であっても毅然とノーを言える様に心掛けてほしい。
勾留の意味の確認をしておくが、日本の代表的百科事典の世界大百科事典では
「勾留は,刑が確定する前の被疑者・被告人の逃亡・証拠隠滅を防止するために行ういわゆる未決拘禁であって,刑罰としての意味はない」
東京や大阪地検は証拠隠滅の恐れしか言わない。
刑罰の意味はないという観点から言うと、勾留の意味から逸脱している。
憲法第38条では「強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない」とある。
この憲法は、今の日本で行われている人質司法とは両立はできない。
今の日本政府はグレーゾーンを好み、白にするか〔釈放〕、黒にするか〔長期勾留〕は先に言わないズルいやり方を好む。
籠池氏の拷問の時も水責めをしていたとなると、その色の見え方が明確に解るが、窓無しエアコン無しの長期勾留だと、その行われていた実態が黒か白か判断しづらいようだ。
日本政府も東京地検の人間も、もし外国で捕まってしまって勾留されても、接見許されず釈放許されずでも納得が出来るのだろう?
近い将来、ゴーン氏の所縁のある者が、長期勾留に対して日本政府と東京地検を相手に裁判を起こされても何の不思議もない。行った者の責任であり国民は一切知らない。血税は一切使うなと言っておきたい。