運動はそういう自己反省の機会を封じます。みんなで石を投げれば怖くないというわけです。誰かを呵責なく糾弾する自分自身は無反省だなんてコントにもなりませんが、往々にして人間はそういうものなので、サヨクはみんなから「鼻白まれる」わけです。サヨクをネトウヨとか野党と言い換えてもいいです。他人を責める時は節度が大事で、その道は「やり直し」に通じていなければならないと思います。人に反省を促すのであれば、結局は相手の悟性を信用せねばなりません。その信用なくば、それは相手を殺すところまでいかないと、結局は満足が得られないものとなります。

最初に社会への不信があり、その根強い不信的態度が故に、革命派は常に人道を踏み外す。自己にしか信頼を置かない人間は、結局は最後の一人になるまで粛清を繰り返すしかなくなる。正義を語る時、そういう陥穽が我々を待ち受けているということに、気が付かなければなりませんね。