いつのまにか松の内があけました。今年もよろしくお願いします。

クジラと食文化の件、ごもっともだと思います。総じて、この国の人達は自分たちの在り方は自分たちで守らなければならないという意識に欠けていると思います。偉い人がなんとかすべきだ、それが当然だと考えている。この考えを裏返すと、偉い人が決めたのだから仕方がない、になるんですね。まあ権威主義というやつです。個人なんてものはいくら頑張ったって世の中に与える影響は皆無かもしれません。ですが、それと「世の中がどうあろうが自分はこう思うしこう生きる」という思想とか信念はまた別箇のものです。この辺、三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからざるなり、ということで、昔の人は分かっていたのでしょう。

ということで、ままならぬ人生、何を食ってどう死ぬか、くらい自分で決めたっていいじゃないか、せいぜい周りには迷惑をかけないようにするから、それでいいだろう、と思います。もくれんさんのお父上もそのようなお考えだったのかもしれません。お悔やみ申し上げます。