今週も配信ありがとうございます。
先生のおっしゃる通り、IWCを脱退した日本がどのような動きやアピールを展開するのかによって、吉と出るか凶と出るかが決まってくると思います。
現状においては、日本が再三に渡って「鯨の数は増えている。環境に配慮した制限内での捕鯨には問題がない」と、データと供に訴えても、IWCの方が聞く耳を持たず、反捕鯨イデオロギーに凝り固まっている状態だったようなので、致し方がなかったのかなと思います。
漁獲量は減る可能性が高いのでしょうけど、まずは文化を継承することが大切なので、今は数はそこまで気にしなくとも良い、とも思います。
いかにもな和製リベラルである毎日新聞は、戦前の国際連盟脱退を引き合いに出して、自国第一主義は良くない、議論をして落としどころを、と主張していました。
よほど「孤立」と戦争というのが結びついているのでしょうけど、必ずしも孤立を目指しているわけではないし、そもそもIWCに対する批判的な視点が抜け落ちているのでは、大事にすべき「国際協調」って何だ？ と問われてきちんと答えられるのか、いささか疑問です。
『モーニングショー』では、高木美保が「環境保護の観点から捕鯨反対」を唱えていましたが（正確なデータに基づいていたのかどうかは疑問）、番組全体としては「鯨の次はマグロ」という警鐘を鳴らしていて、現実的な検証を行っていたと思います。
そういえば、かなり昔に『美味しんぼ』が反捕鯨イデオロギーを批判しており、この漫画が嫌いになった私でも、ここは大いに評価すべきだと感じております。
最後に一点。
冒頭の「30年ぶりに調査捕鯨を再開」は「30年ぶりに商業捕鯨を再開」の間違いではないでしょうか？