ニセただし のコメント

トンデモ見聞録を読みました。フィリピンの例えで『英語は有利』の危険さがよく分かりました。浜口教授のお話も、目から鱗が落ちる気がしました。言語と共に貴重な知恵が失われていくのは、大損失ですね。

方言に例えは、いっちゃん(いちばん)分かり易いですね。私の地元には『よしくらさった』と言う言葉があります。『よくやってくれた』みたいな意味です。小さい頃、親や祖母の手伝いをすると『お~、よしくらさった、よしくらさった』と褒められるのが、とても心地良かった♪ 勉強や運動で良い成績を収めたり、何か良いことをした時も『よしくらさった』と褒められました♪

町には中学校と高校が一校しかなく、年々、進学や就職で町を離れていく若者は増えていき、遂に10年前、高校が廃校しました。
私が学生の頃からの傾向で、山を越えた市の高校に進学した人間が、地元と若干違う言葉を使うと羨望と嫉妬の眼差しを向けられました。マネする派と意固地に田舎弁を使う派に別れたりして。
さらに、大学進学や就職で東京などへ行った人が帰って来て標準語なんか使うとヒーローでした☆ 陰でタップリ嫌味を言われながら。

今、『よしくらさった』は実家の甥っ子姪っ子達にとって、私のテッパンです。面白がってマネしてくれたりもします♪
地元の同世代を見てて同じだな~と思うのですが、若い時は恥ずかしさで毛嫌いしていた田舎言葉は、年をとる毎に愛着が増していき、敢えて意識的に使っている気がします。

そして、若い頃は気付かなかったのですが、山を越えた先にある隣の市でも、私の地元の田舎言葉は通じる! 実は源流は同じなのでしょうね。

No.167 72ヶ月前

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