希蝶 のコメント

補足:
いつだか、高森先生が、学者の最低条件を示したブログを記されましたが、笹さんはそれに匹敵するだけのことをされていると思います。「変態」という言葉は当てはまらないと思うし、敢えて言えばマニアであり、もっと言えば研究者・探求者でしょう。

成功や失敗よりも、続けることが肝要だ、という言葉も心に響きました。私の好きな歌手に沢田聖子さんというかたがおられるのですが、その歌う歌詞の中で、「大切なことはたやすく諦めないこころ」というのがあり、その歌詞を思い浮かべました。途中で投げ出すことは簡単ですが、一度自分がやろうと思ったことは、自分が誤っていると判断しない限り、続けることが肝腎で、事の成否と是非とは直接結びつかぬものなのだ、正しいことでもうまくやらなければ、あるいは運が悪ければ失敗するものなのだ、そのことを混同してはならぬ、さらに言えばその正誤の判定をするのは「公心」ではないのかとも思いました(このWebマガジンの読者に沢田聖子ファンもいないと思うけれども。「せいこ」と誤読する人の方が多いかも。ちなみに「明日を変えたい」というタイトルです)。

あと、論題とはさらに外れますが、いちおう記しておきます。
福田恆存先生の文章、原文は、やはり「さう」ですよね。私も語録を捜してみたいです。どちらから出版されているのでしょうか。
もっと脱線すると、相撲に「阿武咲」という力士がいるのですが、「あふのせう」→「あうのしょー」→「おーのしょー」で、「咲」という字はもともと「わらう」という意味で、だから「笑」と部首が一致しており、音読みも同じになるわけです。
この話、繰り返していますが、日本語の音感や文化、感じ方が、現代かなづかいで失われてしまったというマイナス面も多かったのではないか、という問題提起のつもりで記しています(私もそんなに深く理解しきれてはいないと思っていますが)。

何だかあまりまとまりのない感想ですが、こんなところで。

木蘭さんの感想は、また改めて(今度はミスしないようにします)。

No.77 72ヶ月前

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