希蝶 のコメント

少し、今号の感想を記します。

トンデモ見聞録102回「悩みのるつぼ」
私の嫌いな小説に、と言っても粗筋しか知らないのですが、『愛の流刑地』というのがあります。その話を思い出しました。あまりにも嫌な話なので、よんですらいません。確か映画版の粗筋をテレビで見たのだと思いますが、娘がいるのに、どこかのお稽古ごとの先生(だったのかな)のファンになって相思相愛になり、家庭を捨てて駆け落ちし、あげくのはてには「殺して」と頼んで殺人事件に発展してしまう。このどこが究極の愛なんだろう、と思います。

失礼なのを承知で申し上げますが、木蘭さんのお話を聞いていて、とても苦労されたのではないか、と感じました。こんな話と比べてはいけないのでしょうか。土屋隆夫の小説に、母親を尊敬していた娘が、自分は不義の子で、父親は別にいるといまわの際に知らされて、思わず母親の息の根をとめてしまう、という話もあるのですが、母は女だ、という以前に自分をおなかを痛めて生んでくれ、育ててくれた神聖な存在、というふうに子供の目には映るのです。こんなことを記すと、木蘭さんも、よしりん先生も笑われるのでしょうか。

上野という人は、イプセンの「人形の家」のノラのことでも思い浮かべているのでしょうか。美輪明宏さんのコメントはさすが、と思わされました。

ライジング感想からは外れますが、たしかに選挙に当選しなければ何もできないのでしょうが、選挙民はその人が国政でも何を発言し、どう行動したのかを見ている筈です。地縁とかコネとかでしか当選できないようならば、いっそ落選してしまえばよろしいのに、と私は思います。

No.62 66ヶ月前

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