安田純平氏の会見の件ですが、よしりん先生が書かれているように、日本がまだまだムラ社会であることに加えて、今の日本人は「戦地で命を賭ける仕事」というものが理解出来ないのではないか、と思います。 自衛隊が行く所は非戦闘地域、といまだに思い込んでいる人もいるでしょうけど、そうでなくとも自衛隊はあくまで任務として現地に赴くもの、という認識ですかね。 だから、わざわざ個人でリスクを冒して、「戦争」というヘタレ日本人が「目を向けたくない・考えたくもない」という事柄に関わろう、という人間の考えが分からないのでしょう。 それは、自衛隊が一般的な軍隊とは異なり、国際法では極めて不安定で危険な立場にあるという事実から目を背け、国防を丸投げ委任して「とにかく戦争と無縁でいよう、日常生活を目一杯楽しもう(さすがにそれだけでは申し訳ないから、憲法に明記はしておこうかな?)」という奴隷気質と重なるような気がします。 また、日本人としては、大きな功績のあった戦場カメラマンとして沢田教一氏が有名ですが、カンボジアで襲撃に遭って死亡した氏について、「自己責任」「自業自得」と言う人はいないでしょう。 旭日章やピューリッツァー賞といった公的な評価があれば、英雄として崇め奉りますが、そこにまで到らない人間は好き放題に叩くんですね。 日本人がわざわざ戦争に関わることない、という意識が心の底の方にあるのではないか、と思います。 それだけ「戦争のことを考えないのが、平和主義」「戦争のことを考えるのは、欧米に任せておけば良い」という奴隷根性にまみれているのかもしれませんね。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:2345820)
安田純平氏の会見の件ですが、よしりん先生が書かれているように、日本がまだまだムラ社会であることに加えて、今の日本人は「戦地で命を賭ける仕事」というものが理解出来ないのではないか、と思います。
自衛隊が行く所は非戦闘地域、といまだに思い込んでいる人もいるでしょうけど、そうでなくとも自衛隊はあくまで任務として現地に赴くもの、という認識ですかね。
だから、わざわざ個人でリスクを冒して、「戦争」というヘタレ日本人が「目を向けたくない・考えたくもない」という事柄に関わろう、という人間の考えが分からないのでしょう。
それは、自衛隊が一般的な軍隊とは異なり、国際法では極めて不安定で危険な立場にあるという事実から目を背け、国防を丸投げ委任して「とにかく戦争と無縁でいよう、日常生活を目一杯楽しもう(さすがにそれだけでは申し訳ないから、憲法に明記はしておこうかな?)」という奴隷気質と重なるような気がします。
また、日本人としては、大きな功績のあった戦場カメラマンとして沢田教一氏が有名ですが、カンボジアで襲撃に遭って死亡した氏について、「自己責任」「自業自得」と言う人はいないでしょう。
旭日章やピューリッツァー賞といった公的な評価があれば、英雄として崇め奉りますが、そこにまで到らない人間は好き放題に叩くんですね。
日本人がわざわざ戦争に関わることない、という意識が心の底の方にあるのではないか、と思います。
それだけ「戦争のことを考えないのが、平和主義」「戦争のことを考えるのは、欧米に任せておけば良い」という奴隷根性にまみれているのかもしれませんね。