ライジングの配信、ありがとうございます。 今回の記事で、よしりん先生は、仕事に高い意識とやりがい(=やる気)を持って臨むことの大切さに主眼を置かれているのだと受け止めました。 「標準化」が持て囃される背景には、構造改革の頃から流行ったと思われる「自発性」「自己責任」「OJT」といった言葉に踊らされて、社内での教育体制が崩壊してしまったことへの反動があるように思われます。 教育体制の立て直し自体は必要だと思います。 しかし、社員のやる気と合わさって初めて能力の向上は望める訳で、単にワークフローを整理するだけでは、何の成果も上げられないでしょう。 教育体制は、社員の仕事に対する意識付けまで含めて行われるべきだと思いますし、社員の側も、仕事をより深く理解する積極性が必要だと思います。 「松下型経営」を取り上げられたところでは、高度経済成長が望めないのに、そんな経営戦略が現代において実現可能なのだろうか、と疑問に思いました。しかし、待遇面というよりも、濃密な人間関係の中で、信頼関係とやりがいを生み出す育成環境に目を向けられているのだと理解しました。 共同体が失われつつある日本では、仕事は単に生活費を稼ぐ場としてでなく、公共心の発露の場として、一層重要な位置を占めていくと思われます。 仕事への意識が軽くなってしまっては、いよいよ日本人は社会との関係性を実感できない、砂粒の個と化してしまいます。 他者への貢献感が無ければ幸福感は得られない、と聞きます。 仕事への意識は、人生を幸福に過ごせるかどうかにつながる問題だと思います。
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小林よしのりチャンネル
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ライジングの配信、ありがとうございます。
今回の記事で、よしりん先生は、仕事に高い意識とやりがい(=やる気)を持って臨むことの大切さに主眼を置かれているのだと受け止めました。
「標準化」が持て囃される背景には、構造改革の頃から流行ったと思われる「自発性」「自己責任」「OJT」といった言葉に踊らされて、社内での教育体制が崩壊してしまったことへの反動があるように思われます。
教育体制の立て直し自体は必要だと思います。
しかし、社員のやる気と合わさって初めて能力の向上は望める訳で、単にワークフローを整理するだけでは、何の成果も上げられないでしょう。
教育体制は、社員の仕事に対する意識付けまで含めて行われるべきだと思いますし、社員の側も、仕事をより深く理解する積極性が必要だと思います。
「松下型経営」を取り上げられたところでは、高度経済成長が望めないのに、そんな経営戦略が現代において実現可能なのだろうか、と疑問に思いました。しかし、待遇面というよりも、濃密な人間関係の中で、信頼関係とやりがいを生み出す育成環境に目を向けられているのだと理解しました。
共同体が失われつつある日本では、仕事は単に生活費を稼ぐ場としてでなく、公共心の発露の場として、一層重要な位置を占めていくと思われます。
仕事への意識が軽くなってしまっては、いよいよ日本人は社会との関係性を実感できない、砂粒の個と化してしまいます。
他者への貢献感が無ければ幸福感は得られない、と聞きます。
仕事への意識は、人生を幸福に過ごせるかどうかにつながる問題だと思います。