ゲスト のコメント

今号の「コンテンツ」についてのお話は、目からウロコというか、はっとさせられました。

わたしは仕事上、「コンテンツ」という単語をよく見聞きしますし、実際にその「コンテンツ」を取り扱うんですが、ずっと心の中にもやもやがあって、でも、それが何なのかわかりませんでしたが、今日、はっきりとわかりました。そうか、「中味」だったんだと。

たとえば、PC、スマホ、タブレット向けの動画サイト。いろんな会社のいろんなサービスがあり、それぞれ特色がありますが、共通しているのは、基本的なアピール文句が「いくらの料金でどれだけの数の“コンテンツ”を視聴可能なのか」というところであり、それはつまり「コストの良い缶詰」ということであり、「味や質は二の次」という価値観が先行しているからそうなるのかなと。

中には、「この作品が視聴できるのはウチだけです」ってのはあるんですけど、それってあくまでも商業的に既に成功している作品ということであって、決して「当社が真剣に独自にめっちゃ考えて名作と判断しました」ってことではないんですよね。

実際、作品紹介はかなり薄っぺらだし、作品評価もユーザーのレビュー頼りですしね。

「良い作品かどうかはあなた次第です。ネットとか見て、勝手に判断してください。ウチはそれを視聴できる媒体を用意するだけですから」といった感じでしょうか。

時代を考えれば当たり前なのかもですが、なんだか寂しい感じは否めないですね。豊田氏のおっしゃるとおり、創造性への価値観は変わっているんだと思います。

No.21 75ヶ月前

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