M.O のコメント

>>69
日本体操協会の問題については、判断を早まらない方がよいとは思います。
マスコミが「またまた、スポーツ界のパワハラ」という体で、レスリング、アメフト、ボクシングと同根の問題として扱っている可能性があるからです。

塚原副会長の「全部ウソ」というコメントは、表現として問題があると思いますが、昨日に発表された書面による反論では、「このままではオリンピックに出られない」という発言について、宮川選手と塚原強化本部長との間で「認識の差」が存在した可能性が示唆されています。
18歳の少女にとっては「キツい表現」であったのかもしれず、それがパワハラだと感じられたのであれば申し訳ない、と「表現としての非」をきちんと認めています。
その他は「言った・言わない」問題なので、第三者委員会が録音データに基づいて判断するしか内です。

このパワハラ問題と、速見コーチによる暴力行為は別に考える必要があるでしょう。
宮川選手と速見コーチは「共依存」の関係にあるのでは、と見る専門家もいます。
いくら宮川選手が「暴力を振るわれたけど、コーチを信頼しているからいい」と言っても、協会としては看過できるはずがありません。
ましてやナショナルトレーニングセンターで起こったことなので、18歳の少女の「主観的感覚」だけを重視するわけにはいきません。
そもそもは、コーチに対する処分が重すぎる、という宮川選手の意見を発表する会見だったので、宮川選手が協会に対する不信感を大きく募らせている、すなわち判断にバイアスがかかっている可能性も否定できません。

録音データは第三者委員会に提出するだけで、「公表」はされていないと思います。
塚原強化本部長が言うように、適切な「指導」であったのならば、その内容を残しておくという意味において、録音という行為がNGだとは全く思いません。
ひょっとしたら、こういう話し合いの場では――特にNTCに入っている選手に対してであれば――録音は当たり前、もしくは規定で決まっている行為かもしれません。

マスコミの報道は、VTR編集などに少し悪意が感じられて、「この雰囲気を鵜呑みにするのはまずいぞ!」と思います。
何より、このニュースで、総裁選に関する報道が減ってしまっているという点は、留意しておくべきでしょう。

No.71 76ヶ月前

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