医学部に入ってから、在学中もずっと心臓外科医になると思っていた。母が心疾患を患っていたためだ。 いざ、卒業間近になると、いろんな科を回り、いろんな扱いを受け、いろんなうわさも聞くことになる。 我が母校の心臓外科は当時教授がどんなにキャリアを積んでも手術をさせてくれないと聞き、元々、地方の大学に居たくなくて都会に出たかったので、心臓外科では有名は東京の某大学に夏休みに研修に行った。 そこは私立の大学で当時の研修医の給料は3万~4万円/月なのに、家賃が1ルームで16万円くらいすると聞き、指導医に「君の家は医者をしているか、それとも金持ちか?いずれかでないと生活していけないよ。」とはっきり言われた。母子家庭だったのですぐにその大学に入局することは断念した。 それで大阪の大学に入局するとなると科によっては出身大学により差別されるという現実があり、結局、差別がなく受け入れてくれる雰囲気がよかった心臓外科とは大きくかけ離れた皮膚科に入居し本日に至る。 いろんな条件で当初の目標なんて、現実のいろんなことに触れると変わるのが当たり前。 入試の段階で科別に分けられるなんておかしいってもんだ。
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小林よしのりチャンネル
(ID:29219734)
医学部に入ってから、在学中もずっと心臓外科医になると思っていた。母が心疾患を患っていたためだ。
いざ、卒業間近になると、いろんな科を回り、いろんな扱いを受け、いろんなうわさも聞くことになる。
我が母校の心臓外科は当時教授がどんなにキャリアを積んでも手術をさせてくれないと聞き、元々、地方の大学に居たくなくて都会に出たかったので、心臓外科では有名は東京の某大学に夏休みに研修に行った。
そこは私立の大学で当時の研修医の給料は3万~4万円/月なのに、家賃が1ルームで16万円くらいすると聞き、指導医に「君の家は医者をしているか、それとも金持ちか?いずれかでないと生活していけないよ。」とはっきり言われた。母子家庭だったのですぐにその大学に入局することは断念した。
それで大阪の大学に入局するとなると科によっては出身大学により差別されるという現実があり、結局、差別がなく受け入れてくれる雰囲気がよかった心臓外科とは大きくかけ離れた皮膚科に入居し本日に至る。
いろんな条件で当初の目標なんて、現実のいろんなことに触れると変わるのが当たり前。
入試の段階で科別に分けられるなんておかしいってもんだ。