M.O のコメント

>>118
>「プロで」男性将棋と女性将棋と分けられていないのは何故でしょうか?やはり、女性に棋士の成り手が少ないからでしょうか?

女流棋士もプロなので、考えようによっては男女別に分けられている、と言えますよ(相互の対局はありますが)。
棋士になるためには「奨励会」に入り、女流棋士になるためには「研修会」に入る、とそれぞれ門戸も異なります。
ただし、両者の決定的な違いは、「奨励会」ではアルバイトが禁止されている、という事実です。
よって、棋士を目指して「奨励会」に入った人間は、親に生活費を頼りながら、文字通り「将棋一筋」の生活を余儀なくされます。
「研修会」については、今のところそういった禁止事項が規定されている事実は見当たりません(不文律で事実上禁止になっているかもしれませんが)。

先の私のコメントで、棋士を目指すということが、「つぶし」がきかないという意味で如何にハイリスクであるかを強調したのは、このためです。
男性だったら、21歳ないし26歳を過ぎてから棋士の道を諦めてからでも、何とか自分で食っていく道はあるでしょうけど、女性はどうでしょう?
手に職をつけておくことすらかなわないのが「奨励会」の世界です。
これだけ敷居を高くしているのは、棋士のレベルを維持するためでしょう。
頭脳労働における男女差については、全く分かりませんが。

No.123 77ヶ月前

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