早雲 のコメント

配信、ありがとうございます。
オウムの死刑の事ですが、自分も「前触れもなく一気に裁いたなぁ」とは思いました。
安倍政権下で日本の司法が腐敗している感じもしますが、それとは別でオウムはサリンで無差別殺人を起こし、坂本弁護士一家を惨殺したのだから、死刑が免れるはずがない。

「やられたらやり返せ」
これは動物界や人間社会での極自然な防衛本能であり、これが間違っているのであれば、草食動物や弱者は黙って食べられる、虐められる、殺される事こそが正しくなる。
だが、どこにそんな草食動物や人間がいるのか。

自分に攻撃をくわえる者には、反撃して制止させるしかない。
反撃という手段を捨てないからこそ、襲う側は慎重にならざるを得ない。
これは国も同じ事です。

最近、過剰防衛という言葉をよく聞きますが、知性の劣化としか言いようがありません。
殺すか殺されるかという現場において、自分が手加減をしたら、何らかの拍子に形勢が逆転して殺されるかもしれない。

普通の殴り合いの喧嘩でも、一旦キレてしまったら自分へのブレーキ〔自制心〕が効かない事もある。
軽く殴ったつもりでも、大ダメージを与えてしまう事だってある。それをいちいち、過剰防衛というのはおかしい。
元々、攻撃をした側が問題があるのに、過剰防衛というのは反撃してはならないと言っているに等しい。

俺のケースですが、喧嘩で殴り合いになった時は、正直恐ろしいほど気持ちいいと思いました。
我慢というものを一切捨てて、ムカつく相手を殴るというのは、想像以上に快感がありました。
これが病みつきになってはヤバいと思い、すぐに手を出すのは止めようと戒めたものです。

日本の死刑である絞首刑など、正直に言って優しいと思えてしまう。
昨今、日本で電車への飛び込み自殺が異常に多くなっているが、これをどう思うのか。
電車にふき飛ばされるか、飛び込むタイミングがズレれば、その線路に電車が来てミンチ状態になる。
上手く一瞬で死ねるかなどの保障は一切ない。

自分も自殺願望は体内でくすぶり続けているが、電車への飛び込み自殺など、どれだけ想像しても恐ろしい勇気がいる。
もしくは彼ら彼女らの場合は勇気ではなく、耐えがたい苦痛や失意、絶望感に満ちていたのかも知れない。


話題から離れてしまいますが、自分は今の過労・経済苦で自殺大国となった日本の自殺者への霊を慰めてあげなければいけないと思っています。

小泉元首相の構造改革以来、中流家庭や終身雇用制度が消滅してしまい、就職難の氷河期があり、ワーキングプアがあり、精神患者の増加があり、自殺の増加があり、今の国民は貧困と労苦に疲れ果てています。

勿論、アメリカの都市空爆で荒廃化した日本を建て直した、今の高齢者たちの重労働もそうです。
政治家よりも圧倒的に重労働をしたはずなのに、年金は削られて年金生活が送れず、シルバー人材派遣で老いてもなお働かざるを得ない状況にあったりします。あまりに無情で、あまりに報われない人生を終えています。
アパートの家賃などもあり、年金だけでは生活が厳しいのでしょう。

靖国神社の様に、彼らの報われなかった死もいつの日か慰めてあげたいものです。
構造改革の被害者たちへ、と題して。

No.97 76ヶ月前

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