よしりん先生、もくれんさん

私は元号は譲位前にできるだけ早く発表すべきだと思います。
また今後は、退位の意向の表明と同時に新元号の選定作業を始め、日取りの発表と同時に新元号も発表するようにすべきだと思います。

カレンダーやシステムの新元号への対応は、決して商売のためだけではなく、国民生活に直結する大切なことです。
政府は改元後も平成を使い続けたり、西暦に切り替えたりして対応しようとしていますが、それこそ元号の軽視であり、陛下に失礼です。

陛下の退位についてのお気持ちの中には、社会の混乱を防ぐため予め元号を発表すべき、ということも含まれていたのではないか、と私は推測しています。
政府や自称保守が新元号の早期発表に否定的なのは、できるだけ混乱を起こして陛下に嫌がらせをしようとしているためだ、というのは陰謀論的過ぎるかもしれませんが、混乱が起きることを陛下が望まれていないことは間違いないでしょう。

退位が認められていない状況で次の元号を発表するのは失礼だというのは分かりますが、退位が認められた今、発表するだけでも失礼だというのは理解できません。
せっかく早期に発表して準備をする機会があるにも関わらず、それをしないのは愚かです。
それどころか、公文書やカレンダー、電子システムから元号を消し去り、国民の元号への愛着を失わせる方向に拍車を掛けていると思います。