shiro のコメント

あるいは別に、加害者に更生を望むとか、社会がそもそも悪いのだ、という理屈もある程度は成り立つかもしれない。ただ、それも最後は感情です。更生を受け入れるのは、元受刑者に接する人々です。彼らが復帰する「社会」には、残虐な方法で理不尽に家族を奪われた人々もいるのです。偶々とか止む負えなくとかでなければ、やはり人間は殺人を犯した人間を受け入れることは難しいと思います。自分の赤子を殺した人間と酒を飲んで笑えますか。そんな社会は流石に嫌ですよ。寛容も「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

もし、加害者の更生を受け入れるとしたら、それは個々のケースを見て判断するしかない。
無条件に罪を憎んで人を憎まず、と主張するのは、かえって彼らの社会的包摂を阻むと思います。温情なくば包摂なし、です。それを除いて、機械的に更生させるような社会設計ができると思っている人達は、本当におぞましいですね。その背後に「自分だけはピュアでいたいというエゴイズム」があるのに気付いていない分、いっそう罪が深いのですよ。

No.43 75ヶ月前

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