Dr_mukimuki のコメント

医療の問題も憲法や女性皇族の問題と同じで、以前から問題点は色々指摘されているものの、全然改善されません。
医療システムの問題、新研修医制度(スーパーローテート)の問題、給与待遇の問題、割合としての女医増加の問題、どんなにしんどくても医師が頑張れるプライドを保て守るような環境がなくなった問題、完璧を求め過ぎる患者さん達とすぐに訴訟に結び付く問題等々、全然改善されません。
とにかく、長期的視野で改善していかないといけないことは先送りしていくのがこの国の権力者や官僚の習慣です。
皮膚科が楽(業務内容や病院によるのだが)で女医が集まりやすい傾向にあるのは事実ですが、私の同期の総合病院皮膚科部長は女性ですが、その人は独身なのですが、医局から送られてくる部下達も女医が多く、かつ、既婚者やこれから結婚するという人が多くて、結局のところ部下達の妊娠出産で万年人手不足で部長が一番しんどいのですが、女医という立場上、そのことに女性同士では文句を言いにくく、同期である私に時々ボヤくだけでなんとか精神的折り合いをつけて日々の業務に向き合ってくれてます。
どんな職業にもやはり適材適所というものがあると思うのです。
単純な男女差別にすり替えるのは良くないと思います。
しかし、試験の点数で差別するのはよくありません。また「点数の上から採っていったら女性ばかりになり」というのは一面的であり、そういう学校やそういう年もあるというだけです。いくら適材適所でもあほな男性外科医ばかりなら世界最高水準の医療や手術技術は保てないはずなので。
最初から入る科を決めての入試なんて論外です。色々学んでから科を決めるのが人道的というものです。
結局はやり甲斐があってリスペクトしてもらえるか、パイロットと同様の免責事項を認めてもらえるかだと思います。
どんなに正しい手順を踏んでも助かられない命があります。それが刑事事件や訴訟に発展するようでは、命のやり取りをする患者さんとしてもいなくなると困る科の医師には到底なりたくないと思います。
根っことして少子高齢化の問題や(ここは賛否あると思いますが)「私」より「公」をある程度優先するような教育をしてこなかった問題があると思います。
医療費は政治家や官僚が握っている既得権益を手放せばある程度、捻出できるし(というか、それをしないで国民に負担させるのはダメでしょう)、防衛費も不確実なくせに高額なミサイル迎撃防衛装置より安価でより効果的な核装備にするだけで医療費を捻出できます(それ以外の保育園や介護への予算も回せる)。
医師も患者さんも良くなる医療制度改革(改革という言葉は嫌いですが)に期待したい。

No.39 69ヶ月前

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