今回のゴー宣やもくれんさんの記事はLGBTに限らず、一般に言えることですね。人には能力や環境、運や選択によって、出来ること、出来ないことは当然にあり、出来もしないことをしたいなどということは、我が儘にすぎません。 勿論、技術の進歩で出来ないことが出来るようになったところもありますが、それはもはや「生命の尊厳」を犯しかねないところまできているので、「出来ること=していいこと」ではないことを肝に命じなければならないでしょう。 同性愛者が養子をとることだって、確率的にはほぼ異性愛者である子供たちを同性愛が通常の世界に常においていいのかという問題があると思います。いや、仮に子供が同性愛であっても、社会に出ていくに当たって、自らの宿命を知り、受け入れていくは絶対に必要で、そういう覚悟を醸成していくことは同性愛の家族で不可能でしょう。 だから、エルトン・ジョンのドルガバに対する振る舞いには怒りを禁じ得ません。そして、それに賛同した女性たちにも。 そもそも、代理母に子供を生ませること自体、女性差別ではないのか?代理母との間に合意は出来ているし、報酬も支払っているとは思いますが、それでも死のリスクすらある出産を赤の他人に頼むなんて、「女性は子供を産む機械」だと思わないと出来ない所業です。 なのになぜか、差別に敏感であるはずの女性セレブたちはエルトン・ジョンの見方をしてしまう…。男女同権も所詮は合理性の前に敗北をするのでしょう。 「合理的に考えるとそうだけど…」なんてことはこの世にたくさんあります。しかし、人間そのものが不合理な生き物で、それを無視すると大事なことがどんどんこぼれ出てしまうようなきがします。 合理的で無機質な世界…僕はそれを憎みます。
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小林よしのりチャンネル
(ID:30637823)
今回のゴー宣やもくれんさんの記事はLGBTに限らず、一般に言えることですね。人には能力や環境、運や選択によって、出来ること、出来ないことは当然にあり、出来もしないことをしたいなどということは、我が儘にすぎません。
勿論、技術の進歩で出来ないことが出来るようになったところもありますが、それはもはや「生命の尊厳」を犯しかねないところまできているので、「出来ること=していいこと」ではないことを肝に命じなければならないでしょう。
同性愛者が養子をとることだって、確率的にはほぼ異性愛者である子供たちを同性愛が通常の世界に常においていいのかという問題があると思います。いや、仮に子供が同性愛であっても、社会に出ていくに当たって、自らの宿命を知り、受け入れていくは絶対に必要で、そういう覚悟を醸成していくことは同性愛の家族で不可能でしょう。
だから、エルトン・ジョンのドルガバに対する振る舞いには怒りを禁じ得ません。そして、それに賛同した女性たちにも。
そもそも、代理母に子供を生ませること自体、女性差別ではないのか?代理母との間に合意は出来ているし、報酬も支払っているとは思いますが、それでも死のリスクすらある出産を赤の他人に頼むなんて、「女性は子供を産む機械」だと思わないと出来ない所業です。
なのになぜか、差別に敏感であるはずの女性セレブたちはエルトン・ジョンの見方をしてしまう…。男女同権も所詮は合理性の前に敗北をするのでしょう。
「合理的に考えるとそうだけど…」なんてことはこの世にたくさんあります。しかし、人間そのものが不合理な生き物で、それを無視すると大事なことがどんどんこぼれ出てしまうようなきがします。
合理的で無機質な世界…僕はそれを憎みます。