lkfaeani のコメント

ライジングの配信、ありがとうございます。

タイトルを見た時点では、
「今回のLGBT騒動が、弱者至上主義として同調圧力を生み出していく危険性」とか、
「実際にLGBTの人と接したとき、身構えることなく彼らの振る舞いを受け入れられるか」といった内容の話になるのかと思っていました。
しかし、よしりん先生ももくれん師範も、それよりもずっと根源的な話になっていて身震いしました。

同性カップルは養子をもらうことに慎重であるという考え方は、当人達には辛いことだと思います。
しかし、LGBTの権利を保障するのは社会の責務であるが、同性カップルが養子をもらうことには、別の観点で考えなければならないと理解しました。
周囲の偏見はともかく、その子自身が自分の出自に疑問を持ったとき、社会からのサポートには限界があります。
その子が悩まないように、社会の伝統的観念の方を壊そうとするのは認められません。
子を授かる親として、子にそこまでの宿命を負わせる覚悟があるのか。
LGBT等のマイノリティにとっては、その覚悟がひと際強く求められることになりますが、それを受け入れ、乗り越えなければならないというのが、彼らにとっての1つの宿命であると思います。

代理出産に対する警戒心にも同感です。
代理出産が今より受け入れられるようになれば、代理母が職業として成立するのではないかと思います。
仕事をする女性にとって、出産の負担を肩代わりしてくれれば大いに助かると考えられるからです。
そのときには、金銭面の負担は公的扶助も下りるでしょう。少子化と女性の労働問題を一挙に解決できる「生産性のある」話ですから。
行き過ぎた自由は、人間が人間の尊厳を踏みにじる無機質な社会を生み出してしまうように思います。


今回のライジングから、「宿命を受け入れる覚悟」を学びました。
自然の法則に従って生命を授かり、育む宿命。
個々の人生に置かれた障害を受け入れる宿命。

Q&Aコーナーや今週のSPA「ゴー宣」で書かれた「洗脳により起こした犯罪への刑罰の是非」も、その一環として受け止めています。
洗脳に限らず、犯罪者は犯罪者なりに言い分を持っているものでしょう。
人生は、自分の意志や努力ではどうにもならない部分に大きく影響されているので、そうした言い分があることもわかります。
だからといってそれを言い訳にせず、自分の身が起こしたことの責任は、自分で引き受けなればならないと考えます。
それが、人間として生まれた以上、背負うべき宿命なのだと思います。

No.89 77ヶ月前

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