希蝶 のコメント

ゴーマニズム宣言・第276回「竹内久美子の睾丸トンデモ説とナチスの優生思想」

この人は、本当に性欲が世の中のすべてだと信じ込んでいるのかな、と思いました。確かに男性的活力が世を動かしてきたとは言えると思います。しかし、男性的活力は性だけではない、と思います(先にロダンのことをあげておいて何ですが)。
先日もMAXさんとかシンキムさんという方が出没していたようですが、自分の意見を披露すること自体は責めるつもりはないです。ただし、それはおしつけではいけないと思います。他人様のことをとやかく言ってはならないのでしょうけれども、塾の講師とかをアルバイトでやったりした結果、人には覚え方や理解の仕方がさまざまなのだ、ということを身にしみて感じました。読字障害やADHDという例もあるわけです。
それと自分と他人はまったく異なる人間で、たまたま共通する部分があるだけに過ぎません。自分の夢を他者に託す、というのもよほどの信頼と親密さがなければしてはならないわけです。
その竹内さんというひとも、自分の意見を言いたければ自由に述べられれば良いでしょう。ただし、それをほかの人に取り上げられて有頂天になることこそ、油断や慢心であり、用心してかからねばならぬと思うのです。持ち上げる方に何か別の目的がありやしまいか、と。
先の話にもどしますが、カミーユ・クローデルもロダンのコピーでよいと開き直るという生き方はとれなかったのでしょうか。寡聞ですが、葛飾北斎の娘が父親を恨んだ、というような話は聞いたことがないです。
それにしても、睾丸で人を評価する、おしはかるとは、性欲の権化と笑われても仕方がない、と思います。人間の右半分の顔、左半分の顔を複写してをつなぎ合わせると、実際の顔と似ても似つかないものになる、という実験を、この人も自分の顔でやってみてはいかがか、と思います。

No.26 80ヶ月前

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