今週も配信ありがとうございます。
道徳の話、恐ろしいですね。
家庭ごとに異なる環境や、時代で変化する感覚を、全てならして画一化してしまおうという試みですね。
議論を拒否するのであれば、その先には全体主義しかありませんし、「絶対的正義」を標榜する人物を独裁者として祭り上げることになってしまいます。

「いじめの根絶」にしても、もう考えるのが面倒なんでしょうかね。
先日、神戸市でいじめが原因で自殺した女子中学生の事件で、学校側が行った聞き取り調査のメモが「破棄された」と発表された後、「やっぱり見つかった」と再発表されたということがありました。
聞き取り調査でいじめの存在を把握していたため、それが明らかになってはマズい、と考えたためであるようです。
議論を重ねて再発防止を考えるよりも、如何に自分たちが「批判されないようにするか」についてばかり、考えを巡らせるようになっています。
それで子供達に対して、道徳を教える立場にあることを恥だと思ってほしいです。

あと、「Q&A」について。
土俵の「女人禁制」ですが、先日、その是非についてアンケート調査を実行する予定である、ということが新聞で報じられていました。
調査方法など、具体的なことは未定であるようですが、大相撲協会の内部の意見だけではなく、一般の価値観も取り入れようという動きがあるのは歓迎すべきだと思いました。

また、私が質問で挙げた「サイコパス」について、上で「ウィキペディアで調べるのは不充分」と書かれた方がおられましたが、あくまで辞書的な意味を知りたかっただけですので。
「非人間的」とは書きましたが、「悪人」とも「狂人」とも書いていませんし、そもそも偶然見知った定義のほとんどに安倍晋三が当てはまることに思わず吹き出してしまって書いただけのネタのようなものです。
「サイコパス」について知るなら、そりゃあちゃんとした本を読まなければならないでしょうが、今のところそんな予定はありません。
あの定義を拡散するつもりなどさらさらなく、単にこういう定義を提唱した人がいるんだな、というぐらいの感覚です。
ウィキペディアで調べるって、その程度でしかないですよね。

以前から感じていたのですが、コメント欄で「自己アピール」をされる方というのがぽつぽつとおられて、ちょっと気になります。
『ライジング』や『ゴー宣ブログ』の記事について、その感想、議論、関連ニュース、思い当たったことなどを書くのが本来の在り方だと思うのですが、「自分の蘊蓄自慢」が大半を占める投稿は、端的に言って見苦しいです。
所詮は我々素人同士なのに、何を素人が素人に対して自慢しているのだ？ と思ってしまいます。

ついでに申しますと、明らかによしりん先生の衣を借るキツネ的な、コバンザメ的なコメントもたまに見受けられますよね。
例えば、先生が中島岳志氏の特定のコメントを批判すると、それだけで氏のあれやこれやを批判するような投稿が書き込まれたりしました。
本当に自分の頭でじっくり考えて投稿した？ と勘ぐりたくなるような内容。
そこまでして、「自分は正しいぞアピール」をしたいですか？ と言いたくなりました。
そういうことを書く場ではないですよね。

以上の内容は、恐らく自分の過去の投稿を振り返ると、当てはまるところもあるでしょう。
なので、自戒の念も込めて、現在の私の意識について書かせていただきました。