配信お疲れ様です。世間はＧＷというものがあるらしいですね。

本物の写真家は彼岸を写し取りますからね。アラーキー、森山大道、篠山紀信もそうです。かれらの撮る絵のむこうには、むせかえるような性と死のにおいがする。素人が高価なカメラでお行儀よく撮ったところで、及ぶべくもない。荒木氏はよく花を撮りますが、花弁は思えば生殖器です。それを剥きだしの性そのものとして捉えているのでしょうね。善悪の彼岸に咲く華、それが彼にとっての性なのでしょうか。だとしたら、その撮影は鬼気迫るものとならざるを得ないでしょう。文字通り、地獄の鬼と化して女を呵責し、その果てに咲く華を撮ろうとでもいうのかもしれない。まあ、分かりませんけどね。