No.54で発言させていただいた者です。重ねての投稿申し訳ありません。 今回の甲状腺癌の問題で薬害エイズの際の安部英氏にあたるのは、福島県立医大の山下俊一副学長や鈴木眞一教授でしょうか。学会員に福島の子どもたちの検査をしないようメールを出したり、今回の甲状腺癌を原発事故と無関係だと強弁したり、彼らの悪魔の所業には大きな怒りを感じますが、それに対してジャーナリズムが働かないことも同様に恐ろしく感じます。よしりん先生が指摘された通りニュースリリースのタイミングまで計られているのであれば本当に恐ろしいです。 放射線被害について、100mSvの被曝で癌の発生リスクが0.5%上昇というICRPの見解が現在の定説となりつつありますが、これは大きな間違いというか誤訳で、その間違いが発信され訂正もされないところにマスコミや御用学者の故意のミスリードを感じます。 http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/cancerRiskSupp.html 正しくは「100mSvの被曝で癌による死亡リスクが0.5%上昇」であり、発癌と死亡では大きな違いがあります。つまり10万人の子どもが100mSvの被曝をした場合、500人が癌で死ぬということです。ということは発癌する人数はその数倍ということですね。もちろん子どもの放射能感受性は高いので、実際はさらにその数倍となります。つまり現在流布されている情報の、その何倍も危険が大きいということなのです。(残念ながらよしりん先生の脱原発論の207ページにも、癌死亡率ではなく癌発生率と表記されています) 「100mSvの被曝で10万人中最低でも500人が癌で死ぬ。しかし100mSv未満になった途端に90mSvだろうが80mSvだろうが0人になる」というのが、現在国がとっている閾値あり説です。一見して不自然な説であることは分かりそうなのにどの新聞も指摘しません。原発事故前の日本の放射線医学界では閾値なし説が定説だったのですが。 そして甲状腺癌の手術をすると首の前面に傷が残り、服で隠すことも難しい位置です。特にこれから思春期を迎える女の子の心理的ダメージは大きいでしょうし、傷の存在から深刻な被曝をしたことがわかってしまい、結婚の障害になったりもするでしょう。 国は子どもを避難させることを怠ってこのようなとても大きな負担を子どもたちに押し付け、しかもそのことを隠蔽してさらなる原発の再稼働を画策しています。福島の子ども達は一度甲状腺の検査を受けると次の検査は2年後になります。そしてその2年間は検査をしないよう山下氏からお達しが出ました。残念ながら2年後恐ろしい結果が出ることになるでしょうが、その前にできるだけ多くの原発を再稼働させておこうという考えなのでしょうか。 山下、鈴木両氏もその首謀者ではなく、彼らにこのような悪魔の所業をさせているのは経団連、経産省を頂点とする原発ムラなのでしょう。とはいえ彼らが医師の良心に背いて悪魔の所業を実行している以上、批判されてしかるべきです。ジャーナリズムが正常に機能しない以上、よしりん先生に「鬼」になっていただくしかないのかもしれません。よしりん先生に業を背負わせるのは申し訳なく思いますが、なんとか彼らに天誅を食らわしてやってほしいと、そして福島の子どもたちを守ってほしいと願ってしまいます。微力、というか無力かもしれませんが私も応援させていただきます。
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No.54で発言させていただいた者です。重ねての投稿申し訳ありません。
今回の甲状腺癌の問題で薬害エイズの際の安部英氏にあたるのは、福島県立医大の山下俊一副学長や鈴木眞一教授でしょうか。学会員に福島の子どもたちの検査をしないようメールを出したり、今回の甲状腺癌を原発事故と無関係だと強弁したり、彼らの悪魔の所業には大きな怒りを感じますが、それに対してジャーナリズムが働かないことも同様に恐ろしく感じます。よしりん先生が指摘された通りニュースリリースのタイミングまで計られているのであれば本当に恐ろしいです。
放射線被害について、100mSvの被曝で癌の発生リスクが0.5%上昇というICRPの見解が現在の定説となりつつありますが、これは大きな間違いというか誤訳で、その間違いが発信され訂正もされないところにマスコミや御用学者の故意のミスリードを感じます。
http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/details/cancerRiskSupp.html
正しくは「100mSvの被曝で癌による死亡リスクが0.5%上昇」であり、発癌と死亡では大きな違いがあります。つまり10万人の子どもが100mSvの被曝をした場合、500人が癌で死ぬということです。ということは発癌する人数はその数倍ということですね。もちろん子どもの放射能感受性は高いので、実際はさらにその数倍となります。つまり現在流布されている情報の、その何倍も危険が大きいということなのです。(残念ながらよしりん先生の脱原発論の207ページにも、癌死亡率ではなく癌発生率と表記されています)
「100mSvの被曝で10万人中最低でも500人が癌で死ぬ。しかし100mSv未満になった途端に90mSvだろうが80mSvだろうが0人になる」というのが、現在国がとっている閾値あり説です。一見して不自然な説であることは分かりそうなのにどの新聞も指摘しません。原発事故前の日本の放射線医学界では閾値なし説が定説だったのですが。
そして甲状腺癌の手術をすると首の前面に傷が残り、服で隠すことも難しい位置です。特にこれから思春期を迎える女の子の心理的ダメージは大きいでしょうし、傷の存在から深刻な被曝をしたことがわかってしまい、結婚の障害になったりもするでしょう。
国は子どもを避難させることを怠ってこのようなとても大きな負担を子どもたちに押し付け、しかもそのことを隠蔽してさらなる原発の再稼働を画策しています。福島の子ども達は一度甲状腺の検査を受けると次の検査は2年後になります。そしてその2年間は検査をしないよう山下氏からお達しが出ました。残念ながら2年後恐ろしい結果が出ることになるでしょうが、その前にできるだけ多くの原発を再稼働させておこうという考えなのでしょうか。
山下、鈴木両氏もその首謀者ではなく、彼らにこのような悪魔の所業をさせているのは経団連、経産省を頂点とする原発ムラなのでしょう。とはいえ彼らが医師の良心に背いて悪魔の所業を実行している以上、批判されてしかるべきです。ジャーナリズムが正常に機能しない以上、よしりん先生に「鬼」になっていただくしかないのかもしれません。よしりん先生に業を背負わせるのは申し訳なく思いますが、なんとか彼らに天誅を食らわしてやってほしいと、そして福島の子どもたちを守ってほしいと願ってしまいます。微力、というか無力かもしれませんが私も応援させていただきます。