号外の配信、ありがとうございます。
薬害エイズ時の鬼気迫る小林先生の筆致。
そして、「脱正義論」によって運動を完結させ、その顛末をまとめられた思い。
当時大学生でしたが、その内容に圧倒されました。
悪を背負い込む「覚悟」を自分は持てるだろうか？
改めて突きつけられました。

反面、現在進行形であるが故に、加害者と被害者の二項対立を強調すると
却って事態解明や研究の遅れに繋がりはしないか、ということを懸念します。
本来は、専門家による第三者機関が粛々と進めていくもの、と考えます。
福島の子供達の健康を「党派的運動の担保」にすることだけは避けなければ、
と強く思います。

先ほどまでNHKでは「メルトダウン連鎖の真相」が放送されていました。
福島の原発事故の顛末、やるせなさを感じずにはいられません。
それ故に、時間が浪費されないようにしなければ。
国民として政府に突きつけるのはまず、そこであると私は考えています。
それが福島のことを忘れない、風化させないということではないでしょうか。