久しぶりに投稿します。
　相撲の土俵事件で、昔子供の輸血をしようとしたけれども、親の宗教の教義で輸血できず、死んでしまったといふ事件があったのを思ひだしました。

　自称保守派のかたも、山口県で、自衛官が殉職して、奧さんがキリスト教徒なのでといふ理由で神社への合祀を拒否したといふ事件があったのを思ひだして欲しいです。夫と妻は同じ人間なのでせうか（しかも、キリスト教での祭祀も否定はしてゐないし）。伝統には臨機応変が必要なのではありますまいか。

　話かわって、先日、『消えたマンガ家』といふ本をよみましたが、山田花子さんといふ人のことを初めて知りました。精神面でもろい面があった人らしく、担当の編集とも軋轢や誤解があったさうで、とても気の毒だと感じました。
　かういふ人こそ、長生きして欲しかったです。
　生きることへの苦しみだけでの安楽死は考へなければいけないな、と思ひます。

　この話と西部邁さんのケースと比べてはいけないのだけれども、
　自殺幇助は殺人なのか、といふ疑問は残ります（勿論、それを装った殺人もあるのでせうが）。

　先日よんだ『スピリッツ』の沖田×華さんの漫画も、ある意味凄いオチでした。
　生きるとは簡単なやうでゐて、なんと困難で凄まじく、むづかしくてもの凄いことなのか、と。
　自分も真の意味で親を大事にしてゐるのか、とも振り返ってみました。

　といふことで、本日の道場、期待してゐます。