2回目の感想となるのですが、申し訳ないのですが書かせてもらいますね。 今回は、籠池氏夫妻の事です。 森友学園問題は異例尽くしで進んでいき、籠池氏夫妻の長期勾留となり、早9カ月となります。 これは、不必要な苦しみを与える、過酷で残忍な行為です。検察も裁判官も、自分で考えるという事や、人間味というものがないのでしょうか。 近い将来、「間接的とはいえ」籠池氏夫妻の拷問に協力した人間だと見られて、責められても仕方がないです。 大坂地検も地裁も、これは超えてはならないラインを超えている自覚はしてほしい。 籠池氏は凍傷になったり、車イス生活になったりしている。それが過酷な事実を物語っている。 ただし、地検が地裁が独断でするはずがない。まともな政権であるなら、その行為に責任を問われるのだから。 長期勾留を誰が指示したのか解らない。十中八九、安倍首相だろうが。 だが人間である以上、自分で善悪や、法に沿った行いかを考えられない訳がない。 それとも検察や司法の人間はロボットなのか。権力に逆らえないのか。 あの時点で、気骨のある所を見せていれば、野党政権にその人格を買われただろうし、安倍政権も図に乗る事はなかったかも知れない。 森友学園問題では、検察や司法のレベルまで浮き彫りになり、「権力には逆らう事はできない」という歪で、弱腰な性格が見え隠れしている。 「法的根拠がないのだから、籠池氏を詐欺罪で捕まえる事はできない」と突っぱねてやれば、まだマシな歴史を辿れたのかも知れないと思うと惜しい事だ。 地位というものは単に高給を受ける立場だけでなく、時には大きなリスクを覚悟して行動を迫られたり、国民から嫌われる事をしなければならない時があります。 大坂地検、大阪地裁は大きなリスクの覚悟が足りていたのか疑問です。 本来、籠池氏は補助金適正化法違反ですらない。 大坂地検が詐欺罪で捕まえたという事は、権力に屈したという認識を与えたのではないでしょうか。 だから、籠池氏を窓無し独房に居れる様に指示したり、弁護士を通さず接見させるな、と次々に指示したりしたのではないでしょうか。 まさに、脅迫者に常套手段であり、一度屈したら何度でも来るものです。 組織だけを優先する事。これは小林先生の危惧していた「個を集に埋没させている」事だと思っています。 また、孔子では「君子は和して同ぜず〔流れず〕、小人は同じて和せず」〔君子は協調性に富むが、無原則な妥協はしない。小人はやたらと妥協するけれども、協調性には欠ける〕こういう言い方があります。 警官になるにしろ、裁判官になるにしろ、長い時間の勉強を乗り越えて、ようやく手にした職だから、日本政府に妥協したのかもしれない。 だが、無原則に妥協した結果、大阪地検も大阪地裁も籠池氏の拷問行為、マンデラルール違反を問われなければならない様になってしまっている。 自分の職を守るだけで、残忍な行為に手を染めた事実が全く見えていない。
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2回目の感想となるのですが、申し訳ないのですが書かせてもらいますね。
今回は、籠池氏夫妻の事です。
森友学園問題は異例尽くしで進んでいき、籠池氏夫妻の長期勾留となり、早9カ月となります。
これは、不必要な苦しみを与える、過酷で残忍な行為です。検察も裁判官も、自分で考えるという事や、人間味というものがないのでしょうか。
近い将来、「間接的とはいえ」籠池氏夫妻の拷問に協力した人間だと見られて、責められても仕方がないです。
大坂地検も地裁も、これは超えてはならないラインを超えている自覚はしてほしい。
籠池氏は凍傷になったり、車イス生活になったりしている。それが過酷な事実を物語っている。
ただし、地検が地裁が独断でするはずがない。まともな政権であるなら、その行為に責任を問われるのだから。
長期勾留を誰が指示したのか解らない。十中八九、安倍首相だろうが。
だが人間である以上、自分で善悪や、法に沿った行いかを考えられない訳がない。
それとも検察や司法の人間はロボットなのか。権力に逆らえないのか。
あの時点で、気骨のある所を見せていれば、野党政権にその人格を買われただろうし、安倍政権も図に乗る事はなかったかも知れない。
森友学園問題では、検察や司法のレベルまで浮き彫りになり、「権力には逆らう事はできない」という歪で、弱腰な性格が見え隠れしている。
「法的根拠がないのだから、籠池氏を詐欺罪で捕まえる事はできない」と突っぱねてやれば、まだマシな歴史を辿れたのかも知れないと思うと惜しい事だ。
地位というものは単に高給を受ける立場だけでなく、時には大きなリスクを覚悟して行動を迫られたり、国民から嫌われる事をしなければならない時があります。
大坂地検、大阪地裁は大きなリスクの覚悟が足りていたのか疑問です。
本来、籠池氏は補助金適正化法違反ですらない。
大坂地検が詐欺罪で捕まえたという事は、権力に屈したという認識を与えたのではないでしょうか。
だから、籠池氏を窓無し独房に居れる様に指示したり、弁護士を通さず接見させるな、と次々に指示したりしたのではないでしょうか。
まさに、脅迫者に常套手段であり、一度屈したら何度でも来るものです。
組織だけを優先する事。これは小林先生の危惧していた「個を集に埋没させている」事だと思っています。
また、孔子では「君子は和して同ぜず〔流れず〕、小人は同じて和せず」〔君子は協調性に富むが、無原則な妥協はしない。小人はやたらと妥協するけれども、協調性には欠ける〕こういう言い方があります。
警官になるにしろ、裁判官になるにしろ、長い時間の勉強を乗り越えて、ようやく手にした職だから、日本政府に妥協したのかもしれない。
だが、無原則に妥協した結果、大阪地検も大阪地裁も籠池氏の拷問行為、マンデラルール違反を問われなければならない様になってしまっている。
自分の職を守るだけで、残忍な行為に手を染めた事実が全く見えていない。