SPA!のゴー宣復活、おめでとうございます。コッペパンで笑いました。何十年か前、テレビでＳＰＡ！のＣＭでゴー宣が出ていたのを思い出しました。

辻説法も読みました。漫画に重要なのはキャラ立ち。これは昔からよく聞きますが、分かっていても実践できている漫画家が今、どれくらいいるか。作者や読者の欲望を仮託しただけのご都合主義のキャラではなく、独立した人格を持って動くキャラクターを造形するのは難しい。それが他者を描くということなのでしょうが、最近の青年誌の新人賞系の漫画家だと、私小説なの？というブンガクテキな奴になっちゃっていたりで、これだと何十年も続けるのは無理だろうなと思ったりします。所詮、自分の中だけのストックなんて、すぐに尽きてしまう。他者や世界と向き合って、その尽きぬ泉から水をくみ上げないと、個人の才能なんてすぐに干上がってしまうでしょう。その点、小林先生は書物や映画や、何より麗しき女性たちから多くの果実をもぎ取っているようで、うらやましいです。そうでなくては表現者として続かない。これからも終身青年として頑張って頂きたいです。

キャラクターでは、どんどん丸くなるりか坊がかわいいですね。さりげなく先生をディスる岸端さんがツッコミ役として成立しています。三頭身よしりんは元々これだったのじゃないの、くらいにハマっていますね。漫画のゴー宣が読める機会が増えて嬉しいですが、皆様お体を壊さぬようにご自愛下さいませ。