kellow のコメント

今週のゴー宣はまさに慧眼でした。
「民主党が左だから自民党は右で保守、だから安倍政権を批判する奴は左翼」とかめちゃくちゃな言葉が横行する昨今ですが、こうやって考えていけばいいのかと思わされました。

もくれんさんのザ・神様、最高に楽しいです。「そのままでは書きづらかったのか」と作者の心情を測っているところに、ああそう考えるとまた神話は違った解釈や深みが出るのかもしれないと思いました。

そしてみなぼんさん返信ありがとうございました。
もちろんネットは元々アメリカの軍事から生まれたものですし無警戒に信用してはいけないと思います。
さらに本の文化は娯楽の分野だけではないので、全てを弱肉強食に晒してはいけないし、出版は出版なりの守り方があるとも思います。
ですが切通さんの最初の寄稿ではその考え方を他のサブカルにも広げておられました。
そこに過剰に反応して書き方が自由(革新)に寄りすぎたのは良くなかったと思っています。
ただやはり音楽業界は「失われた物、また脅かされる物を何とか守るために、問題提起して対策を練」った結果、原因を違法コピーのせいと決めつけて違法ダウンロード罰則化を進め、
ボーカロイド文化という新しい流れを阻害する方向に向かったという事実がどうしても引っかかるのです(結局CDセールスは戻っていないんだとか)。
そしてこれがTPPで非親告罪になったらさらにサブカル文化は萎縮するでしょう。

端的に言ってしまえば、ルール無しの荒野においても注目すべき現象はありましたし、新たなビジネススキームでがんばっているところもあるので(それは出版には適用しにくいものかもしれませんが)、
ルールを考えるときにはそういう面もあるということを考慮に入れることはできないだろうか、ということです。
また「グローバリズムに対抗して現在の仕組みを守るのが保守」という姿勢は確かに大事なのですが「刀は武士の魂なのだから銃や大砲など認めない」という考えになっていないか、という疑いも必要なのではないかと思っています。

No.46 142ヶ月前

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