ライジングの配信、ありがとうございます。 ゴー宣は、「個と公」という『戦争論』以来のテーマを改めて取り上げて、覚悟を問いなおす内容でしたが、 「こんな恥ずかしいことは、(中略)、勝手に逃げればいいではないか。」という言葉が一番印象に残りました。 先生は、公的には厳しい態度を求めますが、同時に人間の弱さ愚かさ醜さも承知しており、それに基づいた行動を私的に取りうることを想定している。『戦争論』だけでなく『卑怯者の島』も描かれた先生ならではのバランス感覚だと思います。 現代日本は「本音」(私的態度)と「建前」(公的態度)を使い分けるのが悪とされ、公私の別無く、正しいとされることに全身全霊を捧げなくてはならないという感覚になってしまっています。 その結果、私的な感覚として持っていた、自分の醜さを受け止めることができなくなってしまい、罪悪感に苛まれたり、開き直って正当化したり、反動で他者の醜さを過剰に攻撃したりしてしまっているように感じます。 しかし醜さは人間の本性としてだれしも持っているものであり、それを受け入れることで初めて乗り越えられるのではないでしょうか。 『戦争論』で特攻隊員が、深い葛藤の末「私」を乗り越え「個」を確立していった話には、そうした意味が含まれていると思います。 トンデモ見聞録のフェイクニュースは、ネット情報の信憑性をますます疑わせる内容でした。 ネットメディアの収入源、信頼度、社会に与えている影響は周知されなくてはならない問題だと思います。 特に実体のよくわからないメディアからの、無料で手に入る情報には、注意しなくてはならないと改めて肝に銘じます。 最後の仕掛けにははっと思わされました。 そういえばAIの話は途中で終わってましたね。 見聞録にも注意しなければ(笑)
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小林よしのりチャンネル
(ID:63182260)
ライジングの配信、ありがとうございます。
ゴー宣は、「個と公」という『戦争論』以来のテーマを改めて取り上げて、覚悟を問いなおす内容でしたが、
「こんな恥ずかしいことは、(中略)、勝手に逃げればいいではないか。」という言葉が一番印象に残りました。
先生は、公的には厳しい態度を求めますが、同時に人間の弱さ愚かさ醜さも承知しており、それに基づいた行動を私的に取りうることを想定している。『戦争論』だけでなく『卑怯者の島』も描かれた先生ならではのバランス感覚だと思います。
現代日本は「本音」(私的態度)と「建前」(公的態度)を使い分けるのが悪とされ、公私の別無く、正しいとされることに全身全霊を捧げなくてはならないという感覚になってしまっています。
その結果、私的な感覚として持っていた、自分の醜さを受け止めることができなくなってしまい、罪悪感に苛まれたり、開き直って正当化したり、反動で他者の醜さを過剰に攻撃したりしてしまっているように感じます。
しかし醜さは人間の本性としてだれしも持っているものであり、それを受け入れることで初めて乗り越えられるのではないでしょうか。
『戦争論』で特攻隊員が、深い葛藤の末「私」を乗り越え「個」を確立していった話には、そうした意味が含まれていると思います。
トンデモ見聞録のフェイクニュースは、ネット情報の信憑性をますます疑わせる内容でした。
ネットメディアの収入源、信頼度、社会に与えている影響は周知されなくてはならない問題だと思います。
特に実体のよくわからないメディアからの、無料で手に入る情報には、注意しなくてはならないと改めて肝に銘じます。
最後の仕掛けにははっと思わされました。
そういえばAIの話は途中で終わってましたね。
見聞録にも注意しなければ(笑)