安倍晋三は後者を選んだだけです。そして、おそらくは国民の大多数も「このまま代案がなければ」後者を選びます。「今までのぬるい関係を続ける」選択肢は、用意されていません。護憲派は、自衛隊明文化を否決に持ち込むと言います。彼らは、安倍改憲案を否決すれば「なんとなく違憲だか合憲だか宙ぶらりん」の現状維持が出来ると思っているフシがある。しかし、明確に国民投票で違憲と判断した上で自衛隊の存在を許してしまうと、今度は立憲主義が致命的に崩壊します。そうなったらなったで、自民党の勝ちです。つまり、自衛隊明文化案は将棋で言う「積み」なのです。このままなら発議された時点で負けとはそういう意味です。 勝ち筋が唯一あるとしたら、こちらが先に「王手であるまともな改憲案」を出して積ませないといけない。だからいろいろ急いでいるのですが、相変わらず受け身でどうにかなると思っている方々がいる。安倍晋三はなるほどバカかもしれませんが、彼の背後にいる連中はそうではありませんよ。侮ってはいけません。打ち手が素人でも、アドバイス通り打てばプロと同じです。そこがゴルフと違うところですね。バンカーはないし。
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小林よしのりチャンネル
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安倍晋三は後者を選んだだけです。そして、おそらくは国民の大多数も「このまま代案がなければ」後者を選びます。「今までのぬるい関係を続ける」選択肢は、用意されていません。護憲派は、自衛隊明文化を否決に持ち込むと言います。彼らは、安倍改憲案を否決すれば「なんとなく違憲だか合憲だか宙ぶらりん」の現状維持が出来ると思っているフシがある。しかし、明確に国民投票で違憲と判断した上で自衛隊の存在を許してしまうと、今度は立憲主義が致命的に崩壊します。そうなったらなったで、自民党の勝ちです。つまり、自衛隊明文化案は将棋で言う「積み」なのです。このままなら発議された時点で負けとはそういう意味です。
勝ち筋が唯一あるとしたら、こちらが先に「王手であるまともな改憲案」を出して積ませないといけない。だからいろいろ急いでいるのですが、相変わらず受け身でどうにかなると思っている方々がいる。安倍晋三はなるほどバカかもしれませんが、彼の背後にいる連中はそうではありませんよ。侮ってはいけません。打ち手が素人でも、アドバイス通り打てばプロと同じです。そこがゴルフと違うところですね。バンカーはないし。