朝日新聞の比例投票先調査が興味深いですね。
http://www.asahi.com/articles/ASKBL3V1XKBLUZPS001.html

巷で言われている「若者は自民党支持」が如実に表れています。都市伝説かと思ったら本当でしたね。その中で安倍続投希望者は、「若者」または「男性」が多いと。四六時中スマホいじってフェイクニュースに毒されているバカの姿が目に浮かびますね。

昔は若者と言えば反社会の象徴のような扱いでしたが、今はそうなっていない。というよりも、自民党政権が反社会的だから、若者の気分に合致していると言えなくもない。だって口を開けば改革、革命ですからね。保守政党では断じてない。ネオ・リベラルな反社会勢力を若者が支持しているとすると、合点が行きますね。改革や革命は、結局は既得権の打破に繋がる。これは維新の主張も同様で、若い人から見れば、年寄が多く取る今の社会が悪だから、その批判は正しいとなる。自民党は既得権益打破とは「言わない」けれど、維新が「言っていること」と同じで、だからお互い補完勢力なんですね。

しかし若者は、自民や維新が解体を目指す「既得権」には、社会保障や労働者の権利も含まれていることには気が付かない。社会経験がまだ足りないが故の万能感に浸っているから、その裏返しで自己責任論に嵌りこみやすい。無能な他人はともかく、自分ならどんな状況でも打開できるはずと、根拠なき自信を抱いているのですね。しかし現実は、そこにつけ込まれて搾取されている人が多い。自己責任教信者たちは、ブラックな環境から抜け出せず、さっさと投げればいい仕事や人間関係を抱え込んだりして、パンクしてしまうことがしばしばあります。逃げたら自分が馬鹿にしてきた「無能なあいつら」と同じだ、という縛りが働くのでしょう。