ライジングの配信、ありがとうございます。 まずゴー宣について感想を書かせていただきます。 私が『戦争論』を読んだのは出版から10年ほど経ったころでした。 既に世間では『戦争論』=大東亜戦争肯定論とみなされており、私もその文脈で読み始めてしまったのですが、それでも「祖父達を鑑とし、自分の生き方を見つめ直そう」という気持ちにはなりました。 以降、何度も読み返していますが、飽きることはありません。先生が描き出す人たちの喜びや苦しみ、葛藤、希望などがまっすぐに私の中に入ってきて、毎回感情を揺さぶられます。単純に漫画として面白いです。 正直なところ、慰安婦強制連行・南京事件の虚構については、事例の1つ1つを覚えておくことはできませんでした。最初はそれが悩みでしたが、その部分にこだわって突き進んでいったのが今のネトウヨなのかなと思うと、これでよかったのだと思えます。 「自分を一番自由にしてくれる束縛」は、常に考えさせられる人生のテーマとなっています。 自分に繋がる歴史・社会は多くの人が築いてきたものです。その人たちに思いを馳せると、勝手な振舞いは許されないという気持ちになります。 と同時に、「その中に完璧な人などおらず、皆失敗し、悩みながら、それでも生きて歴史を紡ぎ、社会を形成してきた。だから自分も失敗を恐れず思い切り生きればいいのだ。」と捉えると勇気が湧いてきます。 これが今のところ私の「自分を一番自由にしてくれる束縛」です。 引き続き、自分なりに考えを進めていきたいと思います。 来年の連載を楽しみにしております。
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ライジングの配信、ありがとうございます。
まずゴー宣について感想を書かせていただきます。
私が『戦争論』を読んだのは出版から10年ほど経ったころでした。
既に世間では『戦争論』=大東亜戦争肯定論とみなされており、私もその文脈で読み始めてしまったのですが、それでも「祖父達を鑑とし、自分の生き方を見つめ直そう」という気持ちにはなりました。
以降、何度も読み返していますが、飽きることはありません。先生が描き出す人たちの喜びや苦しみ、葛藤、希望などがまっすぐに私の中に入ってきて、毎回感情を揺さぶられます。単純に漫画として面白いです。
正直なところ、慰安婦強制連行・南京事件の虚構については、事例の1つ1つを覚えておくことはできませんでした。最初はそれが悩みでしたが、その部分にこだわって突き進んでいったのが今のネトウヨなのかなと思うと、これでよかったのだと思えます。
「自分を一番自由にしてくれる束縛」は、常に考えさせられる人生のテーマとなっています。
自分に繋がる歴史・社会は多くの人が築いてきたものです。その人たちに思いを馳せると、勝手な振舞いは許されないという気持ちになります。
と同時に、「その中に完璧な人などおらず、皆失敗し、悩みながら、それでも生きて歴史を紡ぎ、社会を形成してきた。だから自分も失敗を恐れず思い切り生きればいいのだ。」と捉えると勇気が湧いてきます。
これが今のところ私の「自分を一番自由にしてくれる束縛」です。
引き続き、自分なりに考えを進めていきたいと思います。
来年の連載を楽しみにしております。