monmon のコメント

映画「ダンケルク」観ました。戦争シーンの銃声や大砲、機銃掃射の音は「ハクソーリッジ」以上に凄まじく、何度驚いて体が「ビクッ」となった事か。自分が何十発も撃たれた気分になり観終わってから、自分が生きてるのが不思議な位な感覚を味わいました。
イギリス兵を助けるために軍艦だけでなく、民間の船まで大量に救助に駆けつけていたのには驚きました。しかも女性が乗っていた船もたくさんあったので、なおさらです。物語のカギを握る民間船に乗っていた親子の父親の「我々が起こした戦争に、子供たちを送ってしまった」という言葉はとても印象に残りました。こういった当事者意識こそが、いざという時に命がけで国を守るという愛国心に繋がるんだと思いました。
ボルトン海軍中佐が望遠鏡を覗いている時に「何が見える?」と聞かれ、「故国だ」と答えた瞬間に大量の民間船が映ったシーンには感動し、イギリスの戦闘機スピットファイアがドイツの戦闘機メッサーシュミットを撃ち落したシーンでは、思わず心の中で「やった!」とつぶやいていました。
この映画はイギリス・フランスの撤退戦、いわゆる負け戦を描いた作品ですが、次の勝利に繋げるために、軍隊と国民が一体となって撤退戦を成功させたイギリスの愛国心が羨ましくなりました。戦争ができる国・戦争に勝つ国とはこういう国なんだと、「ダンケルク」から学んだ気がします。
むかし「奇跡は起こるのものではなく、起こすものである」という言葉を聞いた事があります。「ダンケルク」はまさに、この言葉を表現した映画ではないかと思いました。

No.57 80ヶ月前

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