しんや のコメント

>>170
遅いコメントで申し訳ないのですが、気になったので返信させていただきます。
メーリングリスト内で反論の対象になった女性門弟の意見は、
「よしりん先生のように『私的に男尊女卑だが、公的にはそれを否定する』というのは、一般的には無理がある」
という内容でした。
よしりん先生ご本人は今から「夫は仕事、妻は家事」という生活スタイルを変えることはできないだろうし、その必要もない(そもそも、その生活スタイルが夫婦にとって無理のないものであるなら、男尊女卑とはいえない)。ただ、「私的に男尊女卑なのはOK」という表現をされると、「家庭などの私的な範囲でならば、妻に対して理不尽を強要する男尊女卑を続けてよい」と受け取る者がでてくるのではないか、という問題提起として書かれたものです。(私にはそう読めました)
男尊女卑とは、「女であるから」という理由で何かを強要されたり制限されたりすることです。

公的にそれを批判する人が私的感情において男尊女卑であるということが、そもそもありうるのでしょうか。公的に男尊女卑を批判する言動をする男なら、私的領域における男尊女卑に気づけば「改めなければ」と思うのが自然でしょう。

自宅で妻に対して「男がゴミなんか出せるか」とか「働きたい?俺の稼ぎでは不満なのか!」とか言っている男がいたとして、そもそもそういう夫は公的にも男尊女卑を否定する発言などしないのではないでしょうか。女性の上司にゴマを磨るとかの目的でもない限り。

仮にそういう男が、共働きにもかかわらず家事・育児の負担を妻だけが背負わされたり、出産後の職場復帰が困難であったり、昇給が少なかったり、あるいは内親王が結婚したら強制的に皇籍を離脱させられたりする男尊女卑を理不尽だと主張したとして、説得力があるでしょうか。私は全く説得力がないといます。

「私的感情が男尊女卑な人間が公的な場で男尊女卑反対を唱える」ということを、武藤さんはどのようなケースを想定しておっしゃっているのでしょうか。

No.270 80ヶ月前

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