公私の区別が付かないのって、本音と建前が嘘と本当というような裏返しでそれがその人の全てとみんな思っているからなんでしょうか。 情報が知れ渡ると、それが公となるという時点で「わたくしごと」じゃなくなってしまうんですよね。 プライバシーという概念も結局我が国では確立することは出来ませんでした。 自分にとって知れ渡るものが公という感じなんでしょうね、凡そ一般の人達にとっては。 逆に知れ渡らないものこそが私という概念なのでしょう。 秘密にしておくもの、されたもの、隠されたもの、匿われたもの、知らないこと、これが「私」という概念なのでしょう。 「私」というのは「わたし」と読む他に「ひそかに」という意味がありますね。 内心というものが他に知れ渡っていないから「私」なのでしょう。 自分にとって相手の考えていることが明るみになったらもうそれは「わたくしごとではない」んですね。 説得力がないというのは恐らくそれなのでしょう。 「あいつ人殺しそうな考えをもっているぞ」 「あいつロリコンじゃないのか」 「あいつ左翼だからテロ起こすんじゃないか」 「あいつ悪だくみしそう」 「あいつ不倫しているぞ」 共謀罪って上手いですよね。 一般庶民のゲスい感情を見事に汲み取って成立させたのですから。 隣近所が何しているか分からないという不安感情が支持させてしまったんですよね。 仮面もまた自分の人格ですからね。
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小林よしのりチャンネル
(ID:8854511)
公私の区別が付かないのって、本音と建前が嘘と本当というような裏返しでそれがその人の全てとみんな思っているからなんでしょうか。
情報が知れ渡ると、それが公となるという時点で「わたくしごと」じゃなくなってしまうんですよね。
プライバシーという概念も結局我が国では確立することは出来ませんでした。
自分にとって知れ渡るものが公という感じなんでしょうね、凡そ一般の人達にとっては。
逆に知れ渡らないものこそが私という概念なのでしょう。
秘密にしておくもの、されたもの、隠されたもの、匿われたもの、知らないこと、これが「私」という概念なのでしょう。
「私」というのは「わたし」と読む他に「ひそかに」という意味がありますね。
内心というものが他に知れ渡っていないから「私」なのでしょう。
自分にとって相手の考えていることが明るみになったらもうそれは「わたくしごとではない」んですね。
説得力がないというのは恐らくそれなのでしょう。
「あいつ人殺しそうな考えをもっているぞ」
「あいつロリコンじゃないのか」
「あいつ左翼だからテロ起こすんじゃないか」
「あいつ悪だくみしそう」
「あいつ不倫しているぞ」
共謀罪って上手いですよね。
一般庶民のゲスい感情を見事に汲み取って成立させたのですから。
隣近所が何しているか分からないという不安感情が支持させてしまったんですよね。
仮面もまた自分の人格ですからね。