愛社精神を持って働くことを通じて、自分も自己実現を図れる 企業・労働者の双方にwin-winな関係がかつて存在したんだなぁ、と今回のゴー宣を読んでしみじみ思いました。 「社畜」という言葉が浸透して久しい昨今ですが、労働者の意識・グレードを戦士から畜生にまで引きずり下ろしたグローバリズムの罪は非常に深いと思います。 企業が労働者を駒と見なし数値のみで評価するならば、労働者の側も拘束時間や業務によるストレス等に対し、給料・昇給等が割に合うかどうかという合理性のみで判断するのは必然でしょう。 愛着もなく数値や合理性のみで仕事をすれば、生産性が低いとされる残業は忌避すべきですし、何より自己実現が図れないなら仕事以外の時間を通じてそれを図るほかなく、ますます残業は労働者に対して不合理なものと映るでしょう。 昨今の残業ゼロ・ブラック企業撲滅の風潮は、企業が合理性を追求した結果の反動であり、労働者の側からすれば当然の要求とも言えるでしょう。 かくいう私も労働そのものに冷めきった目をしている一人でして、もはや献身的に働いても虚しいだけ。定時で帰って趣味に没頭するのが充実した生活だと考えております。 私のような冷めきった人間を発奮させ、労働の質を畜生から戦士へと再びランクアップさせる社会を実現するためにも、一人でも多くの経営者にグローバリズムの抱える矛盾に気づいてもらいたいものですね。
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小林よしのりチャンネル
(ID:147987)
愛社精神を持って働くことを通じて、自分も自己実現を図れる
企業・労働者の双方にwin-winな関係がかつて存在したんだなぁ、と今回のゴー宣を読んでしみじみ思いました。
「社畜」という言葉が浸透して久しい昨今ですが、労働者の意識・グレードを戦士から畜生にまで引きずり下ろしたグローバリズムの罪は非常に深いと思います。
企業が労働者を駒と見なし数値のみで評価するならば、労働者の側も拘束時間や業務によるストレス等に対し、給料・昇給等が割に合うかどうかという合理性のみで判断するのは必然でしょう。
愛着もなく数値や合理性のみで仕事をすれば、生産性が低いとされる残業は忌避すべきですし、何より自己実現が図れないなら仕事以外の時間を通じてそれを図るほかなく、ますます残業は労働者に対して不合理なものと映るでしょう。
昨今の残業ゼロ・ブラック企業撲滅の風潮は、企業が合理性を追求した結果の反動であり、労働者の側からすれば当然の要求とも言えるでしょう。
かくいう私も労働そのものに冷めきった目をしている一人でして、もはや献身的に働いても虚しいだけ。定時で帰って趣味に没頭するのが充実した生活だと考えております。
私のような冷めきった人間を発奮させ、労働の質を畜生から戦士へと再びランクアップさせる社会を実現するためにも、一人でも多くの経営者にグローバリズムの抱える矛盾に気づいてもらいたいものですね。