monmon のコメント

ブラック企業かどうかの分かれ目は残業の有無・給料の多寡ではなく、信頼関係の有無だという文章に目からウロコが落ちました。僕もブラック企業の報道を見聞きするたびに心を痛めてましたが、残業時間や待遇の事ばかりに気をとられていたように感じたからです。
最近の国・一般企業の残業ゼロの取り組みを見ていると「残業が減っても仕事は減ってないんじゃないか?」と、いつも疑問を感じます。残業を減らしたいなら、時間の規制以前に仕事を合理化して手順を減らすとか、特定の人間に仕事が偏らないように、役割分担を徹底するという作業が必要じゃないかと僕は思います。
仕事を減らせないのに従業員の帰宅時間を早めても、深夜残業がなくなる代わりに、かえって始業時間2時間前とかから出勤して仕事をするという、「早朝残業」みたいな現象が増えるような予感がします。
僕の勤務先もそうですが、今は殆どの会社が仕事が減るどころか、増えていく一方ではないでしょうか。僕から言わせれば「残業ゼロ」「プライムフライデー」なんて、大企業と公務員の夢物語にしか思えません。
あと清水富美加の件ですが幸福の科学側の言い分を聞いてると、元従軍慰安婦の証言みたいだと思いました。「月給5万円」「水着の仕事を強要された」と言いますが、そんな事言い始めたらAKBはどうなるんだと突っ込みたくなりました。AKBのメンバーはしょっちゅう水着になってるし、恋愛禁止ルールまで課されています。握手会に至っては10時間以上立ちっぱなしという事なんてザラです。
一般人から見たら確かに芸能界の労働環境を聞くと、戸惑ってしまう部分はあります。しかし芸能界を安易に一般社会の論理に当て嵌めると、事の本質を見誤り議論が本質からずれていく一方ではないでしょうか。
今回の「ゴー宣」は、そもそも芸能人は労働基準法の対象外である事や、先生が一般企業とは違う漫画界という、特殊な環境にいる事も考慮して読むべきだと思います。
最後に多くの芸能人が清水富美加を「考えが甘い」「仕事を放り出すなんて無責任」と批判してましたが、今回の「ゴー宣」を読んで責められるべきは彼女ではなく、彼女と事務所を引き裂いた幸福の科学側じゃないかとも思いました。

No.25 95ヶ月前

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