軟体社長 のコメント

今更ながら、NHK大河ドラマ「葵三代」をもう一度見直してみました。
端折って書くと関ヶ原の合戦以降、3代将軍家光公までを描く作品ですが、男尊女卑の根底を見た気がします。
秀忠公の娘が天皇の皇后となり、その娘が女性天皇となられますが・・・・・・

当時の時代考証においての「男子優先」はドラマに反映されるほど強く残っているのだと感じました。
NHK大河ドラマであそこまで「男系」に拘りを演出するという事は、当時の日本人の深層心理に「強くありたい」と思う心が反映されているのでは無いかと思いました。
従軍慰安婦、靖国問題、中国・韓国とのゴタゴタに嫌気がさしていた時代で「日本人らしさ」を求める人が多かったのかも。このドラマは2000年放映、丁度「戦争論2」が出る直前であり、「戦争論」(1995年くらい?)の影響が出始めていた頃で「日本人とはこういうものである」を一般大衆が求めていた時代だと感じました。
その中で当時の「保守」と呼ばれる人達の影響を受けたドラマなのかな?と思います。秀忠公の正室「江の方(ごうのかた)」(字を間違えていたらすみません)の考えは今の男尊女卑に抗う我々のような考え方ですが、これは当時のNHKの意向を少しでも反映させようという目論みであったかもしれません。

何が言いたいかと率直に申せば、天皇をないがしろにしても良い、という考えが我々の頭の中に刷り込まれていたのではないか?という事。NHK大河ドラマがこれですから、今のDDD団はこの当時の考え方から抜け出せていない。更には大衆も「一家は男子が継ぐもの」という深層心理から離れられない状態なのだなと。。
現在の安倍政権の支持率からみても「なんとなく安倍の方が正しいのかも?」と思い込んでいるように感じました。

私の単なる感想ですけども(^_^;;;;

No.199 96ヶ月前

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