四君子 のコメント

もう少し補足します。
 私は、移民制限については反対していません。世の中にはキャパシティがあると思うし、他國民よりも自國民を保護するのが、國家の重大な使命だと思います。
 とはいえ、萬里の長城も始皇帝一人が完成させたものではなく、戦國時代からあったものをつなぎあわせたわけで、それだって、非常な大事業だったわけです(さらに言えば、現代に残る長城は明代のものですし)。
 ましてや、そんな相手國の都合から生じた出費を、メキシコが支はらうものでしょうか。國境に検問所をつくり、不法入國した移民を強制送還するのが関の山でしょう。

 話をかえます。小林先生のウェブログにあった、新井美羽という子、私も名演技だと感じました。初回はまだ未見なのですが、あっけらかんと剃髪してしまったいざぎのよさ、そのさまを、今川家へ行った際に、同世代の女の子に見せて、親しくなってしまったところなど、表情の自然さも含めて、好演です。
 ただ、つまらないことをまたいうのですが、戦國の世に、「とわ」という名前の子が存在したのでしょうか。「とは」ならわかるのですが。まさか「十和」とか「兎輪」とかいう名前ではないのでしょう。
 配役名だけなら默認しようと思ったのですが、文書の中にも現れたので、気になりました。大河ドラマが「フィクション」だとしても、こういう出鱈目をしてはならないと思うのです。平塚雷鳥(らいてう)を「らいちょう」と書いてはならないのと同じように。

 「ザ・議論!」、よみ終わりました。井上さんの憲法改正案、興味深く拜讀しました。「群盲象を撫づ」の話も、「反転可能性」テストの話も、安保の拒否権のことも考えさせられました。とてもよみごたえがありました。憲法とは何かという良い勉強になりました。
 テレビの規制の問題についてもふれられてありました。ステロタイプの思想ではなく、種々の問題については各人様々な観点があってしかるべき、という確認にもなりました。
 「主観的信念を相対化する」と「主観的信念によって相対化する」ということの違いも。人の意見を頭ごなしにけなしたり、あるいは自分の領域に侵入するなという自己防衞も、実は同じものなのだと感じさせされました。
 以上、長文になりましたことをお詫びいたします。今度こそ疲れたので、ここまでに

No.137 96ヶ月前

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