「朝生」を観ました。 前回の朝生を(すごく面白かったな~)と思っていましたが、思い違いでした。今回こそ、とても面白かったです。 よしりん先生、高森師範とも、前回に増して切れ味鋭いお話を聴けたのはもちろんでしたが、放送前半の三浦氏、萩谷氏、青木氏の話がとても印象に残りました。 三浦氏は八木先生と竹田の立場が同じ右側でも微妙に違うという指摘があったことです。八木氏が特措法を否定したことは憲法学者としてのプライドなのではないかと思いました。よしりん先生が言われた「民主主義と天皇制はなじみにくいのではないか」という指摘に対しての八木先生の見解を聴いても(これは竹田と違って議論できる人だな)という印象を持ちました。 また、荻谷氏は特措法で乗り切るにはあまりにも杜撰であることということで、「冒頭から各論ですが…」と断ってから現行の皇室典範の矛盾するだろう点を一つ一つ指摘されたことは、とても分かりやすかったです。 さらに青木氏の「今日は本音でやりましょうや」という発言が印象に残りました。陛下のお気持ちが発せられてから今日まで、政府は退位のことだけでは済まないことを当然認識しており、特措法で逃げる選択を取ろうとしていると思います。しかし、この場ではそういうことは止めようよ、と釘を刺したため、本音と違う建前を振りかざす竹田は物が言える立場をなくしたのではないか、と感じました。青木氏は「天皇制いらない」とまで発言し、徳川家康までも天皇陛下の威光を利用した理由を問われて「知らない」と発言しました。ご自身で「今日は本音の議論を」と言っていたので、それほど関心がない、というのが本音だろうと思いますが、少なくない数の国民が青木氏のような立場かもしれないと思います。かく言う私も、よしりん先生の著作を読んでいなかったら、たぶん青木氏と同じ程度の考えだったと思います。天皇と自分の距離感はよしりん先生のように変化するものだと思います。青木氏の発言にも今後注意してみたいな、と思いました。 さて、今日はとても濃密な日で、午後からは3人の娘を連れて、映画「君の名は。」と観てきました。よしりん先生のライジングを読んでなかったら単なる高校生の男女の恋愛映画としてしか観られなかったかもしれません。そういう年齢ではないので感情移入もしにくかっただろうと思いますが、3.11を意識して観ると、災害で失った大切な人は現実には二度と会うことはできないけど、映画・アニメというファンタジーの中だからこそ再会することを叶えられた、というところで涙してしまいました。 でも、やっぱり娘たちは恋愛映画としか思ってないだろうな(笑)まあ、家に帰ってからも「おもしろかった~」と言ってたので、心に残った映画になったと思います。
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「朝生」を観ました。
前回の朝生を(すごく面白かったな~)と思っていましたが、思い違いでした。今回こそ、とても面白かったです。
よしりん先生、高森師範とも、前回に増して切れ味鋭いお話を聴けたのはもちろんでしたが、放送前半の三浦氏、萩谷氏、青木氏の話がとても印象に残りました。
三浦氏は八木先生と竹田の立場が同じ右側でも微妙に違うという指摘があったことです。八木氏が特措法を否定したことは憲法学者としてのプライドなのではないかと思いました。よしりん先生が言われた「民主主義と天皇制はなじみにくいのではないか」という指摘に対しての八木先生の見解を聴いても(これは竹田と違って議論できる人だな)という印象を持ちました。
また、荻谷氏は特措法で乗り切るにはあまりにも杜撰であることということで、「冒頭から各論ですが…」と断ってから現行の皇室典範の矛盾するだろう点を一つ一つ指摘されたことは、とても分かりやすかったです。
さらに青木氏の「今日は本音でやりましょうや」という発言が印象に残りました。陛下のお気持ちが発せられてから今日まで、政府は退位のことだけでは済まないことを当然認識しており、特措法で逃げる選択を取ろうとしていると思います。しかし、この場ではそういうことは止めようよ、と釘を刺したため、本音と違う建前を振りかざす竹田は物が言える立場をなくしたのではないか、と感じました。青木氏は「天皇制いらない」とまで発言し、徳川家康までも天皇陛下の威光を利用した理由を問われて「知らない」と発言しました。ご自身で「今日は本音の議論を」と言っていたので、それほど関心がない、というのが本音だろうと思いますが、少なくない数の国民が青木氏のような立場かもしれないと思います。かく言う私も、よしりん先生の著作を読んでいなかったら、たぶん青木氏と同じ程度の考えだったと思います。天皇と自分の距離感はよしりん先生のように変化するものだと思います。青木氏の発言にも今後注意してみたいな、と思いました。
さて、今日はとても濃密な日で、午後からは3人の娘を連れて、映画「君の名は。」と観てきました。よしりん先生のライジングを読んでなかったら単なる高校生の男女の恋愛映画としてしか観られなかったかもしれません。そういう年齢ではないので感情移入もしにくかっただろうと思いますが、3.11を意識して観ると、災害で失った大切な人は現実には二度と会うことはできないけど、映画・アニメというファンタジーの中だからこそ再会することを叶えられた、というところで涙してしまいました。
でも、やっぱり娘たちは恋愛映画としか思ってないだろうな(笑)まあ、家に帰ってからも「おもしろかった~」と言ってたので、心に残った映画になったと思います。