なるほど、お金があれば、ある程度は理想的な最期を迎えられるのかもしれません。が、それも程度の問題です。無限の生はない。宿命を受け入れて、限られた時間を無理やりに引き延ばさずに生きて行く。終わりを静かに受け入れるということは老人の美学であったような気がしますが、若さにしがみつくうちに、それが忘れ去られたのでしょう。 私は、正直延命治療そのものがあまり好きではありません。苦しい思いをしながら、緩慢に死んでいく時間を引き延ばすことが幸福に繋がるとは思えない。家族には介護や金銭の労苦が積み重なり、最後には恨みや後悔までがつのっていく。ただ長く生きるという数量的価値だけを重んじて、人が生きる感情を考慮していない。これも結局は資本の論理なのではないか。肥え太るのは保険会社とそれを喧伝するマスコミとインチキ医療や宗教です。碌なものではない。 尊厳死を認めるのは様々な議論があるでしょうが、議論はすべきだと思います。
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小林よしのりチャンネル
(ID:19522841)
なるほど、お金があれば、ある程度は理想的な最期を迎えられるのかもしれません。が、それも程度の問題です。無限の生はない。宿命を受け入れて、限られた時間を無理やりに引き延ばさずに生きて行く。終わりを静かに受け入れるということは老人の美学であったような気がしますが、若さにしがみつくうちに、それが忘れ去られたのでしょう。
私は、正直延命治療そのものがあまり好きではありません。苦しい思いをしながら、緩慢に死んでいく時間を引き延ばすことが幸福に繋がるとは思えない。家族には介護や金銭の労苦が積み重なり、最後には恨みや後悔までがつのっていく。ただ長く生きるという数量的価値だけを重んじて、人が生きる感情を考慮していない。これも結局は資本の論理なのではないか。肥え太るのは保険会社とそれを喧伝するマスコミとインチキ医療や宗教です。碌なものではない。
尊厳死を認めるのは様々な議論があるでしょうが、議論はすべきだと思います。