辻元清美氏の新書「デマとデモクラシー」読みました。辻元氏と小林先生の対談ですが、とても読みごたえがありました。お二人の「和解」に、あの大物政治家が関わっていたとは驚きでした。 憲法と歴史認識では意見が割れていましたが、とても建設的な議論になっており勉強になりました。同時にお二人のように正確な知識に基づき、意見や立場の違う人間と、まともに議論できる政治家、知識人が他にいるのかなと考えてしまいました。 あと安保法制特別委員会のエピソードでは、辻元氏の軍事知識の豊富さに圧倒されました。自民党の「タカ派」議員や自称保守知識人より、辻元氏の方がずっと正確な知識を持っている所に、自称保守の劣化が証明された気がしました。それだけに、辻元氏が護憲派なのは残念な気がします。 本のタイトルに「デマ」とありますが、辻元氏はネットで流された自分に対するデマとも、必死に闘っていたようです。一昔前に発売された「ゴー宣暫」に書かれていた「民主主義の前提となる議論が、デマを基調に行われている」という言葉を思いだしました。 今の日本にあるのは「デモクラシー」ではなく「デマクラシー」じゃないかと思います。「大正デモクラシー」ではありませんが、今の日本は「平成デマクラシー」と呼びたいくらいです。
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(ID:26428742)
辻元清美氏の新書「デマとデモクラシー」読みました。辻元氏と小林先生の対談ですが、とても読みごたえがありました。お二人の「和解」に、あの大物政治家が関わっていたとは驚きでした。
憲法と歴史認識では意見が割れていましたが、とても建設的な議論になっており勉強になりました。同時にお二人のように正確な知識に基づき、意見や立場の違う人間と、まともに議論できる政治家、知識人が他にいるのかなと考えてしまいました。
あと安保法制特別委員会のエピソードでは、辻元氏の軍事知識の豊富さに圧倒されました。自民党の「タカ派」議員や自称保守知識人より、辻元氏の方がずっと正確な知識を持っている所に、自称保守の劣化が証明された気がしました。それだけに、辻元氏が護憲派なのは残念な気がします。
本のタイトルに「デマ」とありますが、辻元氏はネットで流された自分に対するデマとも、必死に闘っていたようです。一昔前に発売された「ゴー宣暫」に書かれていた「民主主義の前提となる議論が、デマを基調に行われている」という言葉を思いだしました。
今の日本にあるのは「デモクラシー」ではなく「デマクラシー」じゃないかと思います。「大正デモクラシー」ではありませんが、今の日本は「平成デマクラシー」と呼びたいくらいです。