こいら のコメント

昨晩もライブハウスで歌ってきたのですが、ライブハウスでバンドを組んで歌ったりお客さんとして足しげくお気に入りのミュージシャンのライブを見に来る若者たちって、例えば色んな意味で普通の社会から疎外されたりコンプレックスを抱えていたりする奴が少なくないです。
片親だったり、ずっと学校生活でいじめられていたり、物凄く家が貧しかったり、親の愛情を得られずにその代償行為として風俗に通ってたり…
そんな疎外感やコンプレックスを抱えているから、普通の人間が気づかない状況でも否応なしに自分と向き合わざるを得なくなり、音楽という形で表現したり、その表現者のシンパになったりしてるのだと思います。
中村あゆみというロックシンガーが「ロックというものは頭のネジが少しズレていないとやれない」と歌ってます。彼女も幼い頃から片親に育てられてて、世間とのズレを修正するためにロックという表現手段を取っています。
私はPTSDという持病がありますが、ライブハウスに来てる連中は全く差別することなく、普通にフラットに接してくれて、普通の例えば会社社会みたいな差別や疎外感なんかもないです。世間とズレてて、世間と何となく同調できない彼らが、この世界の事象を正しいか間違いかの安直な二択で判断することはないと思われます。
ロックというものはそもそも正しいとか間違いとかの二元論から最も自由な表現ではないのでしょうか。最近はどうかわかりませんが、言論の自由を取り戻すヒントはライブハウスの若者の中にあるのかもしれません。

No.28 96ヶ月前

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