こいら のコメント

経済評論家でファイナンシャルプランナーでもある天野統康氏のブログとyoutubeを拝見したのですが、日銀がどんなに金融緩和をしても実体経済が良くならないのは、政府が中央銀行の意思をコントロールできないという資本主義特有の問題があるのと無関係ではないそうです。
日銀は230兆円の貨幣を作っているのに、それが実体経済ではなく金融経済市場にしか流れていないのです。
黒田総裁が日銀のトップに立ってから、株価は4,000円上昇し、不動産の価格もリーマンショック以来上昇に転じています。結局、日本の金融市場にしかお金が流れていないのはアメリカとそれを支配してる国際金融市場のトップの意向だとか。
日本の景気を良くするには、政府が日銀に対して通貨を発行させてそれを直接実体経済市場に流せばいい、というのが天野氏の主張です。
資本主義と市場経済は混同されがちですが、中央銀行の意思で通貨を通して国家や政府を動かしてるのが今の資本主義の原点だそうです。
天野氏はどちらかと言えばリベラル寄りのエコノミストだと思われますが、実体経済と金融経済の峻別さえついてない今のほとんどの経済評論家よりは理に適ったというか、腑に落ちる分析をしていると思います。

No.83 100ヶ月前

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