『民主主義という病い』読了しました。まさに「知の富裕層」への教科書。膨大な知識を前に、何度も読み返す必要を感じました。そして、その中で一番印象に残っているのが、19章です。心底恐ろしくなりました。帯裏の質問で、四択の中で一番あり得ないと思っていた、宗教、があったという事実。しかも私自身、何の予備知識も無くこの『民主主義』という本を読んだら、感動したと発言するジャーナリスト達とさして変わらない感想を抱きそうな気がする事実。先にこの本で問題点に気付けたのは幸運です。先生には本当に感謝です。しかし恐ろしい。感受性の柔らかい十代半ばにこの本を読んだら…。考えたくないです。でもそうやって影響を受けた人々が長じて表現者になり、作品にその刷り込みが影響を与え、その作品に触れた人々が知らず知らずにまた刷り込みを受けている。それが『民主主義』に対するジャーナリスト達(私自身)の反応なのでしょう。そんな中ですぐに、おぞましい、と感じた先生の知性に感服です。良い本をありがとうございました。
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小林よしのりチャンネル
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『民主主義という病い』読了しました。まさに「知の富裕層」への教科書。膨大な知識を前に、何度も読み返す必要を感じました。そして、その中で一番印象に残っているのが、19章です。心底恐ろしくなりました。帯裏の質問で、四択の中で一番あり得ないと思っていた、宗教、があったという事実。しかも私自身、何の予備知識も無くこの『民主主義』という本を読んだら、感動したと発言するジャーナリスト達とさして変わらない感想を抱きそうな気がする事実。先にこの本で問題点に気付けたのは幸運です。先生には本当に感謝です。しかし恐ろしい。感受性の柔らかい十代半ばにこの本を読んだら…。考えたくないです。でもそうやって影響を受けた人々が長じて表現者になり、作品にその刷り込みが影響を与え、その作品に触れた人々が知らず知らずにまた刷り込みを受けている。それが『民主主義』に対するジャーナリスト達(私自身)の反応なのでしょう。そんな中ですぐに、おぞましい、と感じた先生の知性に感服です。良い本をありがとうございました。